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アウトドアのできない旅人 【3日目:羽幌~遠別】

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バササササササ
テントの強風の中でも、明るくなった空の中でも、平気で寝ています。
それもそのはず、昨日はお酒を飲んだんだった…

朝からザワシは元気です。

目次

羽幌炭鉱はゾワゾワする

今日は稚内までの予定でしたが、起床も遅くなったこと、二人がおすすめする廃墟をめぐることとした。

実はこの方々、廃墟巡りが趣味らしい。
「北海道に来て羽幌炭鉱に行かないのは意味が無い!!」

大げさにもこんなことを言う、言われると行きたくなるのが僕の性分。
実は僕だって、廃墟のゾワゾワした感じが好きな方。

ということで、羽幌鉱山と呼ばれる廃墟にレッツゴーです。

2人とのお別れを名残惜しく思いながらもペダルを踏みます。

ランドナーのアラヤフェデラルで旅をする

廃墟までの道のりは、キツかったですが割愛。

廃墟は50年ほど前の、炭鉱が栄えた時代のアパート群。
本当にここに人がいて、最先端の家電を使って、映画や舞台が盛り上がる町があったのかと、疑問に思うほどの廃れ具合。

湿った森にソワソワと高い木が揺れる。
強い風に流された雲が、暗くなったり明るくなったりと、廃墟の気味悪さを更に演出するようだ。

僕はこの、ゾワゾワする感じが嫌いじゃない。

廃墟巡りの緊張感と、晴天の暑さの中でのヒルクライムが終わったため、水はほとんどスッカラカン。
民家のご夫婦に声をかけ、水を頂きました。

旦那さんは実家が羽幌炭鉱付近らしく、子供の頃は映画館に劇場など、とにかく賑やかだったそう。
信じられないが、半世紀で廃墟となり森に埋もれてくのである。
ああ、それを聞くともっと切なくなります。

お話させて頂いたご夫婦に手を振りまして、海岸線に戻ります。

気づけば午後13時過ぎ、お昼ご飯も食べていませんでしたので、元さんがくれたソーセージを食べます。

道行く途中、旅人に遭遇します。

25歳の彼女はなんと同じ岐阜県出身!
女性で日本縦断をするなんて、凄いなぁと、思いつつ、地元トークやSNS交換をする。

そしてTシャツとペンを渡され
「なにか好きな言葉を書いてください!」と、言われる。
白いTシャツには既にたくさんの言葉が書かれていた。

これ、思い出になるしとってもいいなと思いました。
僕もきっと真似するであろう。

オロロンラインの登坂斜線

そこから先はアップダウンのあるオロロンライン。
少々しんどい思いをしながらも、遠別という街に出てきました。

ランドナーのアラヤフェデラル

ん?なんかチャリンコがあるぞ?

またもや旅人との遭遇の予感。
男性が道の駅でパソコンをやっている…

勇気を出して声をかけてみる「自転車の方ですか??」
「あっ、はい」

彼の名前はモリヤス(あだ名)

年齢は28歳と、まさかの同年、ここで一気に親密度upです。
彼は北海道を外周一周し、本州は県庁所在地を制覇するらしい。

日本一周チャリダーだ!

ガニ股である。

出会った道の駅で、写真をパシャリ!

彼はIT業界で働くフロントエンジニア。
ブログ「僕らの自転車旅」は、僕も全て読みましたが、完成度が高いサイトです。

旅人同士は惹かれあうというか、秒殺で仲良くなれるのだ。

たかだかスーパーまでの買出しの道のり、そんな道のりでさえ夕日が演出する。

こんないい夕日を見せられたら、出会いが妙に感傷的になってしまう。

北海道、なんて素晴らしい場所なんだろうか!

今日はキャンプ場で宴会です!

旅では毎日酒を飲むつもりはないと思っていたのですが、結局二日連続で酒を飲んでいるではないか。

それに飯をこぼすという失態。
This is アバウトドア

いつの時代やねんってくらいの「ハロゲンヘッテン」


モリヤスは日本一周をしているクセに、古びたヘッドライトに弄ばれるような「非アウトドア人間」。
テントも自転車旅で初めて建てたという。

そんな軟弱者が逆によくこんなことしているよ、、、と感心すらする。
アウトドアに慣れた僕よりも、よっぽど凄いことをしている人である。

明日の予定は晴天の海岸線。
北海道サイクリングのメインロードと言っても過言ではない箇所でしょう。
楽しみにしながらテントに潜り込みます。

2022.8/24
走行距離約80km
立ち寄った場所 :羽幌炭鉱

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