どうも!アバウトドアです!
今回は、僕が大好き中華テント。
その中でも一番有名のネイチャーハイク。
しかしそのネイチャーハイク、いくつか問題が…
公式サイト見ても分かりづらい!
Amazon見ても種類が分かんない!
イマイチ実態が分からなければ、Amazonや楽天にあるテントも種類が良くわからんのです。
公式サイト
使いづらいですよね(笑)
とりあえず、海外オフィシャルサイトを
全て調べてまとめました。
シンプルはっきりと分かりやすいまとめ
が出来たのではないかと思います!
キャンプ向けの大きなテントは除外して
登山で使えそうな「一人用」or「二人用」に厳選して、テントを紹介していこうかと思います。
こんな感じのやつが8種類あるので、それを紹介します!
いわゆるソロキャン系ですね!
では!
ネイチャーハイクのテントを見ていきましょ!
【結論】どれがいい?
結論
どれでもいいです(笑)
というのも、ネイチャーハイクのテントは
素材がだいたい同じだから。
NEMOやMSRのテントのように、一個一個素材やポールの規格が違うなんてことはありません。
形は違えど規格が統一されているので、
ぱっと見や重さで選んでイイんです。
まとめちゃえばとても選びやすい!
とりあえず見て頂けると分かりやすいので、早見表で見ちゃってください!
とりあえず早見表
テント | 重量 | 入り口 | ポール | テント素材 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
クラウドアップ1 | 1033g | 縦穴 | 7001アルミ | 20Dシルナイロン | 一番有名 |
クラウドアップ2 | 1133g | 縦穴 | 7001アルミ | 20Dシルナイロン | 一番有名 |
モンガル2 | 1801g | サイド2 | 7001アルミ | 20Dシルナイロン | キャンプ用 |
スターリバー2 | 1950g | サイド2 | 7001アルミ | 20Dシルナイロン | 登山用 |
VIK1 | 1043g | サイド1 | 7001アルミ | 15Dシルナイロン | タープになる |
クラウドピーク | 2160g | サイド2 | 7001アルミ | 20Dシルナイロン | キャンプ用 |
Tagar 1 | 1063g | サイド1 | 7001アルミ | 20Dシルナイロン | 非自立式 |
サイクリング | 1320g | サイド1 | 7001アルミ | 20Dシルナイロン | オールマイティ |
クラウドウィング | 1250g | 縦穴 | 7001アルミ | 10Dシルナイロン | クセ強 |
オパール | 1996g | トンネル | 7001アルミ | 15Dシルナイロン | トンネル型 |
最小重量(ペグ無)で記載します。
※参考最小重量
モンベルステラリッジ1(1140g)
ルナドーム2(1580g)
ほとんど規格が統一されているでしょ!
7001アルミポール統一(太さ明記無し)
フライ素材は20Dシルナイロン。
シルナイロンとポールについては
後でくわしく解説しますね!!
ということでネイチャーハイクのテントは
形だとか雰囲気で決めちゃって大丈夫!
そんな結論になるわけですね!
ではお次は
ネイチャーハイクの評判!
強度だとか耐久性に関して気になりますよね。
ここからは世間で言われている評判に加え
僕が独断で感じる良し悪しをお伝えします。
評判は大丈夫でしょうか?
基本的な性能はクリア
耐水性4000㎜
重量は1000~2000g程度
構造も「割と」優れている。
十分に登山で使えそうなポテンシャルを持ちますね。
がっちりペグで地面に縫い付ければ、ぼくらのネイチャーハイクのCloudUp2も、台風に耐えるようだ! 動画ではかなりポールがしなっているけども! ところで浸水はどうかな?
— はずみ☆なりゆき⚓️DTP/コミック写植/校正やります (@hzmnryk) September 19, 2022
>台風14号の中での耐風実験結果
>https://t.co/Yq6juJ7soT
風に関しては
「まあ大丈夫かな?」程度の印象。
世間的にも「そこそこ良い」というのが平均的な意見で、僕もその意見に同意です。
決して100点ではないですが
70点くらいなら取れます。
アップデートとパクリの狭間
基本的にどこかで見たことのある構造。
ポールの通し方は、流行りの吊り下げ式を採用。
中国の模倣文化も、ユーザーが使いやすい方向に模倣してくれます。
我々としてはありがたい(笑)
フライ素材は国産よりいいかも?
20Dシルナイロンでほぼ統一されます。
フロアもフライも「シルナイロン」です。
(ナイロンシリコンコーティングの略)
加水分解するPUコーティングと違い、シルナイロンは加水分解に3倍年数に優れます。
耐水性・引き裂き強度も高く、フライもパリッと張れる、利点だらけの素材。
詳しくは以下をご参照ください。
【知らないと損?】テントにおけるシルナイロンとポリウレタンの違い
中国のブランドは、割と早い段階からシルナイロンを採用し始めました。
フライに関してはスペック上
国産ブランドのテントより有能です。
NEMOやMSRもシルナイロンを採用しています。
【安い理由】ポールの強度に過信は禁物
ポールは7001アルミジュラルミン。
この7001というのはアルミ素材のことで
ざっくりと7000番台アルミと言われます。
ようするにこれ
ただの混合アルミのジュラルミンのこと。
大手テントメーカーのポールも同じ7000番です。
ただし気にしてほしいのが
ネイチャーハイク独自のジュラルミンという事。
ゆえに安いというのもありますが。
DACポールのようにラボで研究しまくったりはしていないと思われます。
(公式サイトにアピールするような記事も無い)
こちらの記事で紹介していますが、NEMO・モンベルといった、大手テントメーカーのほとんどがDACのポールを採用しています。
DACかイーストンかYUNANを使っていれば問題なかったのですが、ネイハイポールの強度に関しては未知です。
「割と大丈夫」な印象ですが
あくまで過信は禁物。
登山指数がCの場合
登山を中止にした方がいいかもしれません。
キャンプなら丈夫すぎるほどですが!
【安い理由】こだわってはいない
量産型でこだわりは少ない
ポール以外に安い理由がコレかなと思います。
どこかの誰かのテントに似た形状ですが、おそらくギリまで研究しつくした形状ではないでしょう。
勝手な憶測ですが。
NEMOやMSRに関しては、テントの形状からフライ素材まで、研究し尽くしています。
フライ素材やポールの太さに加え
インナーの立ち上がり角度など。
テント一つ一つ違う規格をしています。
対してネイハイの規格は統一
「これ使っておけばいいでしょ」
感が否めません(笑)
良くも悪くもほとんどのテントが量産型
まあでも、制作コストをかけすぎないという点で、コスパが良いのは超利点です。
70点はとれているわけですからね!
【安い理由】ペグも別で欲しいかも
あと、ペグもDACではありません。
石だらけのテン場で打つのなら、良いペグは持っておきたいところ。
ネイチャーハイク公式もペグを紹介していますが、アピールポイントはどうやら弱め。
優良ペグでもそんな高くないので、持っておいていいかも。
海外ではめっちゃ人気
誉めたり軽くディスったりしましたが
実際に使っている人は結構います。
写真の場所はヨーロッパアルプス。
モンブラン周辺の2500mのバッチリ高山エリア。
ここにいたテントは自分含め、
NEMO、MSR、ビッグアグネス…
そこにネイチャーハイクです(笑)
TMB(ツールドモンブラン)というトレッキングでしたが、ネイチャーハイク所持者は結構おりました。
日本国内の登山より海外のほうが人気の印象。
恐るべしネイチャーハイクの守備範囲。
【基本的に半メッシュ】寒いかも
どのテントもだいたいメッシュ
これは僕のネイチャーハイク。
サイクリングモデルですがオールマイティのヤツ。
特に全面メッシュで涼しく快適のタイプですが
ネイチャーハイクは基本的にメッシュ。
非メッシュテントよりは寒いですね。
僕はメッシュを冬でも使いますが!
とは言えネイチャーハイクは冬も使えるモデルもありますので、そちらも合わせて紹介します!
上半メッシュというのも存在し、結露に関してはネイチャーハイクは強いテントですね。
とまあ、ここまで評判を解説しました!
お次はようやく、ネイチャーハイクのテントを一個ずつ見ていきましょうか。
素材はだいたい一緒なので、気にするべきは形と入り口の数と重さくらい。
感覚で決めちゃってください!
クラウドアップ1
重量 | 1033g(2人用1133g) |
入り口 | 縦方向1カ所 |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 20Dシルナイロン |
備考 | 登山ならコレ |
まずはお試しで、ソロテントが欲しい場合に良さげなテントです。
キャンプなら長く使える、登山でも爆風じゃなければ大丈夫そう。
脳死で選ぶならコレですが、後に紹介するテントたちも、個人的には素敵だなーと思っています。
メッシュ部分も半分なので、寒すぎず暑すぎず。
パターンとしては、MSRのハバハバと似たようなメッシュ割合。
フライ素材もシットリパリッと良い物なので、買ってからの満足度としては高いでしょう。
クラウドアップ:1033g
ステラリッジ1:1140g
ネイハイテントの中でも、かなり軽量な部類。
登山には非常に向いていると言えそうです。
モンガル2
重量 | 1801g |
入り口 | サイド2ドア |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 20Dシルナイロン |
備考 | キャンプならコレ |
クラウドアップが縦方向テントに比べ
モンガルは横2ドアのテント。
頭上に短い3本目のポールが追加されており
居住性を意識したテントです。
モンベルで言うところのルナドーム。
NEMOで言うところのダガーオズモ。
クラスとしては上級クラスにあたるサイズです。
モンガル2:1801g
ルナドーム:1580g
ダガーオズモ:1530g
重量的にはちょい劣勢。
クラウドアップの軽さが際立ちますね。
こちらインナーがフルメッシュなので、雪中キャンプは控えた方がよさそう。
メッシュ+吊り下げ式というのは
結露に最も強い構造。
キャンプならばクラウドアップより正直コッチという印象。
登山の方は、次のスターリバーが良いかも?
スターリバー2
重量 | 1950g |
入り口 | サイド2ドア |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 20Dシルナイロン |
備考 | 登山用のサイドオープン |
ネイハイ的には、4シーズンテント。
上半メッシュなので、さっきのモンガルよりは耐寒性がだいぶ上。
登山なら4シーズンと言い切るのは怪しい所。
最近はメッシュが流行りですが!
メッシュは結露しにくいという点も有利です。
下からの冷気をシャットアウトするだけでも、上ハーフメッシュはかなり違います。
フォルムも結構カッコいいし、旧MSRの色とデザインのようです。
暴風でも無ければおそらく何の不満もないテント。
横開きが好き
快適なテントが好き。
そう思われる登山の方は
モンガルよりスターリバーですね。
キャンプの方はモンガルをどうぞ。
公式サイトを見る
(スターリバーはAmazon・楽天で未発見)
VIKシリーズ
重量 | 1043g |
入り口 | サイド1ドア |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 20Dシルナイロン |
備考 | 個人的イチオシ |
ネイチャーハイク最軽量の自立式テントにして、楽しい構造がギュッと詰まったテントです。
1043gという軽量の理由は
シングルウォールという難点ゆえ。
ですがドアがメッシュなので
シェルターほどの結露はしないでしょう。
超軽量なのに3本目の頭上ポールがあるおかげで、内部はそこそこ広そう。
おかげで結露に体が振れることも減らせそうです。
見た目もゼログラムみたいで、結構カッコいい。
極めつけはコレ。
ドアをオープンにしておけば
タープ的な使い方ができるのです。
晴れ&弱風ならばコレで寝れば良い!
そしたら結露なんてしない!
見た目良し、機能良し。
なかなか面白いテントですね。
コスパ的にもかなり良心的ではないでしょうか?
面白いのが、冬用スカート付きモデルもあるという点。
個人的には冬でもスカート無しでもええんちゃうかな?と思いますが。
クラウドピーク
重量 | 2160g |
入り口 | サイド2ドア |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 20Dシルナイロン |
備考 | 変わり種キャンプ用 |
登山用では無駄の多い、キャンプ用に割り切った方が良いテント。
キャンプ用としてはイイ見た目。
高そうな見た目ですが2万円。
軽量なのでソロキャン的には有能ですね。
規格は他と一緒。
youtubeから他の方のレビューを拾ってきました。
参考までにどうぞ!
Tagar1
重量 | 1063g |
入り口 | サイド1ドア |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 20Dシルナイロン |
備考 | 非自立式 |
この形状のテントで、唯一の非自立式テント。
よく見て購入しないと、思ってたのと違うってなりそう。
非自立式で1063g
うーむ、、、
需要はあるのでしょうか?(笑)
居住性は良さそうですが、ULハイカー需要はどこまであるか微妙な印象です。
安いのは魅力ですね。
サイクリングバックパック
重量 | 1647g |
入り口 | サイド1ドア |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 20Dシルナイロン |
備考 | 安いので大アリ |
名前的にサイクリング用かと思いきや、何がサイクリング用?って感じです(笑)
僕が日本自転車旅で使ったテントでもあります。
けっこう調子良いテントでしたね。
序盤に紹介した2種のテントより、ソロの方は良いかもしれません。
モンガル2
フルメッシュ&2ドア(二人用)
スターリバー2
上ハーフメッシュ&2ドア(二人用)
対してこのサイクリングパック
ソロサイズのフルメッシュです。
正直、夏場は超快適。
最低限の価格、最低限の機能で、なんら不満がありませんでした。
設営もカンタンで、居住性も悪くない。
名前的に性能が限定されそうな気がしますが、全然そんなことない、オールマイティなテントでした。
沢登り、キャンプ、自転車…
沢山使ってきました!
Cloud Wings
重量 | 1250g |
入り口 | フロント1ドア |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 10Dシルナイロン |
備考 | クセのあるテント |
Y字ポールに居住性拡張のための横断ポール。
後方はおそらくペグ打ち必須で、半自立式と言われるテントでしょう。
10Dという極薄フライのどうやらシングルウォール。
かなり癖があるうえ、価格も3万円近いです。
Amazon楽天では売っていないので、買うにしても公式サイトです。
オパール
重量 | 1996g |
入り口 | フロント1ドア |
ポール | 7001アルミ |
テント素材 | 15Dシルナイロン |
備考 | トンネルテント |
最後はトンネルテント。
こんなテントもあるんだよ!
程度の紹介ですね(笑)
この手のテントを日本国内で購入する人はいるんでしょうか?
登山用ならヒルバーグとか買いそうですよね。
ということで、紹介は適当(笑)
選ぶのは簡単 悪くないテント
ネイチャーハイクはせっかく売れているっぽいので、公式サイトで分かりやすくすれば、ユーザーも選びやすいのになぁ。
なんて思います(笑)
どのテントもどこかで見たことのあるテント、似たようなテント。
けれども確かに、コスパ的には優れたテントです。
お試し、サブテント、その他もろもろアウトドアにどうぞ!