穏やかなる撤退と、人生の選択│12月28日 カスケードサドルTrack

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日が昇ってから、カスケードサドルを抜けるルートに進む。

実は昨日、DOC管理人が言っていた言葉が気になる。

「雪が多いし急だから、クランポン無しは危険だし戻ってくる事も考えてね!」

って感じ。

まあ、無理なんだろうと思いつつ、カイ君と一応お別れをして出発。

モチベーションが上がらない中、サドルに向けてボチボチ歩く。

上から降りてくる人は、もちろんクランポンを持っている。

なんならダブルアックスにヘルメット、ロープやスノーバーまで持っている人も。

雪山登山というよりも、もはやバリエーションルート的なヤバさなのか?

おおよそ無理なのはすれ違う人に聞けば明らかだったので、見晴らしがいい所で引き返す。

景色は良いが、この感じにも慣れてきている。

それと、モチベーションが高ければ、雪の状況がわかるところまで行っていたと思う。

モチベ低下も著しい。

ま、こんなもんかと、キャンプ場まで降りる。

急いで次のエリアまで行ってもいいが、そんな気もしなかったので、カイ君を待った。

その間、ノートに気持ちを吐き出す。

Te AraroaをTe Araroaとして一応終わらせたいのか?

何のために完遂させたいのか?

誉れや自慢のため?

ここでしばらく寝ていた

承認欲求に似た何かを求めている気がしたので、良くないと思い、これからはあえてTAにこだわらない方向にシフトすると考えた。

カイ君が行きたがってた、ボールパスルートも辞めた。

もう、終わりまで自由に行こう。

無理をしてストレスを溜めるのも良そう。

見れない景色は見れなくて良い。

これからの人生、その場の心地良さを求めていきたい。

まあ、そんな感じの事を考えてた。

帰りは夕暮れギリギリになったけど、カーパークまで降りた。

カイ君とはようやく本当にお別れだけど、チャレンジに成功し、僕より強くなった彼とまた会いたいなと思った。

宿泊地は、もう来ないと思っていたアルバートタウンのキャンプ場。

ヒッピーの彼らは居るだろうか?

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