ぴぴぴっ
前ちゃんの目覚ましで目が覚める。
だが彼は2度寝3度寝をカマしている、2時まで寝ていたからなのか、それとも今日もカロリー消費を抑えるつもりなのか?
今日はここ、ゲストハウスやすべえを出なければならない。
2泊するとかなり愛着が湧いてしまう。
クセ者オーナーとも前ちゃんともお別れ。
ま、会いたくなったら何時でも会えるのが今の時代さっ!
ミッションである「荷物(名刺)を郵便局から受け取りすること」を済まし、荷造りをしてやすべえを出る時間だ。
前ちゃんはちゃんと撮ってくれたのに、オーナーとのこの写真は何なんだ。
また会いに来たいよね。
YouTube、やろうかなぁ…?
大きく手を振り札幌を後にします。
今日の予定は130km、室蘭で待っている友達に会いに行きたいのです!!
そう、羽幌でであった彼らの地元。
ここから苫小牧までは、札幌→千歳→苫小牧と進む。
信号の面倒くさい道をひたすら漕ぐ。
台風接近もあり、この日は小雨+向かい風。
前半は心が折れそうになる。
そんな、「僕、めっちゃ頑張ってるよ!感」を出すために、Goproで自撮りをしていたのだ。
そしたら子供らが「YouTuberですか!!」と声をかけられる。
ごめんよ、違うんだ。
YouTuber、僕もやろうかなぁなんて、思い始める。
バチバチにキマり野郎
札幌→苫小牧の南下ルートは、向かい風を無理して頑張った。
その勢いに任せて、苫小牧から室蘭に向けて走る。
足が、軽い…?
確かに向かい風は横風に変わった。
だが、上り坂を30キロで走るのはおかしい。
苦痛も感じない。
ゾーン、フロー、エンドルフィン…
様々なアニメで採用される、アレが僕にも来たのか?
僕の気持ちはさながら「範馬刃牙」だった。
バチバチ覚醒状態にキマったため、常時30kmのハイペースを3時間保つ。
…ん?
カメラを構えてこっちを見ている人がいるぞ?
なんと、今日待ち合わせ予定の元さんが、国道を走る僕を見つけてくれたのだ。
見出し冒頭の写真とこの写真は、そんな元さんが撮ってくれた写真。
「おにいさん!!」
コンビニで休んでいると、車の中から男性がコーラをくれた。
コーラは苦手だし、しっかりとぬるくなっていた。
だが僕はその気持ちが嬉しいのだ。
嫌いだってイイ、ぬるくたってイイ。
炭酸の抜けたコーラは、栄養補給にもってこいのブドウ糖だ。
感謝とともにガッと飲み干す。
ステキな再会
ザワ氏、元さん、僕の3人が揃った。
羽幌以来だ。
まさか、羽幌という北海道現地で出会った友達が、こうして僕を呼んでくれる事がとても嬉しい。
そして彼らも、僕がここまで急いでくれたことを喜んでいる。
喜びは喜びを呼び寄せる。
なんとスバラシイ循環!
さて、室蘭大学生おすすめの居酒屋に来ました。
室蘭焼き鳥はうまいのだ!
最北で食べる海鮮より、離島のウニより、友人と食べる肉である。
しっかり飲んで食った後は、大学潜入。
潜入と言っても悪さはしません笑
大学生というのは忙しそうです。
どうか、彼も楽しい人生を送ってくれますように!
1度ならず、2度もお別れをしなければなりません。
旅の出会いは、すぐに仲良くなれますが、別れもすぐに訪れます。
男同志の抱擁をして別れます。
やっぱり旅というのは、何度も会いたい人が増えます。
最強の組み合わせ?
その後は室蘭の宿に向かいます。
実は一般のお宅でして、親切で旅人を停めてあげているのだそう。
23:00も過ぎて、ただ風呂と就寝をお借りするだけになってしまったのは申し訳なかったです。
だけどもシャワーと洗濯機を貸して頂いた上でのこの布団である。
畳に布団は最強の組み合わせ。
寝返り自由、柔らか羽毛布団。
旅一の快眠は、ここで決定、更新もされないだろう。
2022.9/5
走行距離:約130km