どうも!アバウトドアです!
(instagram)
僕が勝手に好んでいる、中国製テントシリーズ。
今回はMOBI GARDENについて。
どうせ中国の二流品だと、一括りにしてはもったいない理由がそこにはありました。
2023年8月追記
追加情報や情報更新を行いました!
この物価高、円安の中、驚くことに価格は据え置き!
今までも破格だったのに、相対的にさらに安くなっています。
す、すげぇ
テントも2023年更新しています!
では!参りましょう!!
モビガーデンはどこの国のブランド?
モビガーデンはどこの国のブランドかと言いますと、中国です。
日本では中華テントの代表がネイチャーハイクになっていますが、中国国内ではモビガーデンがトップシェアなようです。
ネイハイの日本進出は、もしかしたらインドではスズキの車が大流行しているアレに似ていますね。
日本代理店を務める「株式会社帝伸テック」は、モビガーデンの他にFire-mapleや自由之魂といった中華ブランドを取り扱っています。
※2023年追記
HPが一変していたので、最新情報が変わっているかもしれません。
どちらも他の中国パチモノメーカーからは一線引かれる、独自の商品を作っているところですね。
特に自由之魂なんかは、出来が日本のテントを上回っている印象。
モビガーデンのテント
では、モビガーデンのテントを、山岳用から一覧として紹介していきます。
スペック等を並べることで、どんな特徴があるかを知っていただく狙いがあります!
製品 | 重量g | 耐水性 | 価格(¥) |
---|---|---|---|
LIGHT WINGS | 1,350 | 3,000 | 28,800 |
MOUNTAIN WINGS | 2,080 | 3,000 | 14,800 |
LIGHT KNIGHT | 1,500 | 3,000 | 19,800 |
AS WINGS | 1,275 | 3,000 | 21,800 |
COLD MOUNTAIN | 2,200 | 2,000 | 10,800 |
うっひょ!
軽いねっ!
こうしてみてみると、2万円を超えるモデルはかなり軽量に作られていることが分かります。
ひとつづず解説して
魅力を伝えてきますで!
LIGHT WINGS1 JP
最小重量 | 1195g |
フライ素材 | 15Dシルナイロン |
ポール | 7001アルミ |
価格 | 28,800円 |
モビガーデンの山岳テントのうち、フラッグシップモデル
重量はステラリッジの1.14㎏とほぼ同等の軽量性。
フライは加水分解に強いシルナイロンを採用。
シルナイロンは、かつてヒルバーグなどの一部の高級テントのみに用いられていました。
現在では、ルナーソロ・ノルディスク・3F UL GEARなど、軽量テントを筆頭に取り扱われています。
MOBI GARDENのフライに使われているシルナイロンは、KOLON社と書かれていたので調べてみました。
東レと韓国との関わりは、日韓国交回復前の1963年にKorea Nylon社(現KOLON社)へナイロン製造技術を供与した時に始まります。
東レ
日本の大手上場企業とも、昔からの関りがある会社のようで、心配は無用なようです。
その他にKOLON社は、化学・フィルム・電子材料等を扱っているエリート会社だとか。
そんなフライシートはインナーと一体型。
雨の日でも中を濡らさず、設営と撤収が素早くできるのが最大の利点。
語尾にJPのついたものが、非メッシュの日本モデル(日本人は非メッシュを好む)。
紅白のLIGHT WINGSは、ポールにDACを用いた高級モデル。
高級と言えどこの安さ。
正直DAC採用でこの価格はおかしい。
公式サイトでは品切れ、Amazonに残っているだけと思われます。
LIGHT KNIGHT
最小重量 | 1150g |
フライ素材 | 20Dシルナイロン |
ポール | 7001アルミ |
価格 | 15,400円(最安値) |
- 重量:1,500g(最小重量1,150g)
- 耐水:3,000㎜
- フライ:20Dリップストップナイロン
- ポール:A7001アルミ合金ポール
- 価格:19,800円
ぱっと見ネイチャーハイクのクラウドアップを彷彿とさせる容姿のテント。
中間がモノポールの前後二股系なので、この手のテントは体感的にはやや狭め。
最初に紹介したLIGHT WINGSの廉価版と言ったところでしょうか。
にしても安すぎです
このテントの面白い所が、スノーフライを搭載したモデルもあるという事。
「売れるテントを作って終わり」ではなく、ニッチな所に市場を拡大するあたりが山岳メーカーらしきところ、だと感じます。
雑メーカーはこのような所にこだわりがありません。
おそらく耐久性の検証やフィールドテストでのフィードバックが活きてくるのだと思います。
2023年には新色のサンドカラーを採用。
語尾に「UL」と付くのが、メッシュタイプのULモデル。
語尾に「JP」と付くのが非メッシュの日本モデル。
間違えないようにしましょう。
夏ならUL
3シーズン以上ならJPを買うといいのではないかと思います!
もちろん2もあります!
AS WINGS
最小重量 | 1150g |
フライ素材 | 20Dシルナイロン |
ポール | 7001アルミ |
価格 | 21800円 |
モビガーデンの最軽量テント。
MSRを彷彿とさせるデザイン性とカラーリングです。
ハーフメッシュというのも、MSRのハバハバを連想しますね。
ギリギリの軽量化の中に、最大限の居住性。
そんなイメージのテントです。
見たことのある形状のテントは、ただ真似をすれば製作コストは抑えられます。
変わった見た目から、タダのパクリでは無さそうという感じが伝わりますね。
軽量化と耐風性のバランスを考え、インナーの風通しが良すぎないように設計されています。
こちらも安すぎんよ…w
アズウィングスにも、ナチュラルカラーが加わりました。
MOUNTAIN WINGS
最小重量 | 1900g |
フライ素材 | 30Dシルナイロン |
ポール | Yunan社A7001アルミ |
価格 | 14,800円 |
隠れぶっ壊れ性能のテントです。
二人用の山岳用テント。
キャンプ用に見えますが、スペック的には山岳用。
何って、3大ポールメーカーのYUNAN製ポールが使われているのが謎すぎる。
フライ素材もシルナイロン。
ポールはYUNAN。
どうして14,800円で売れようか?
最小重量1900gは、最近のテントにしては重いように感じます。
ですがフライ素材は30Dです。
耐久性に関して申し分ないと思われます。
2人用テントでフライ立ち上げ可能。
仲良く入口タープ付近でご飯が食べたい方なんかよさげかもしれません。
モビガーデンのキャンプ用テント
どうやらフルクローズ・オープン・蚊帳といったスタイルが選べるテントのよう。
自社のタープ連結も可能なようで、近年流行りのグランピングに乗っかった印象でしょうか?
シルナイロンで山岳テントが作れるブランドです、キャンプ用のTCテントくらい作れるのは当たり前ですね。
モビガーデンの隠れ人気テント、コマンダーシリーズ。
ドームテントは200,000円とかになりますが、安く買えるとあって人気のよう。
テント素材に「Sil」と書いてあるので、おそらくシルナイロン。
キャンプテントにも加水分解を気にしてあげる辺り、消費者としてはありがたいです。
長く使いたいよね!
TC系大型テントのERAシリーズ。
ポリコットン系としては、割とロゴもオシャな感じでいい気がします。
山岳テントブランド出身という事もあり
その他模造品に比べ「ああ偽物ね」感が少ないです(笑)
モビガーデンのシュラフ
シュラフの性能はどうでしょうか?
2023年更新してみました。
元々品質が高い訳ではなかったですが、山岳系シュラフからは退いた模様。
650FPシュラフもいつの間にか消えています。
まえはこんなのもあったのですが。
国際基準であるEN13537の温度表記もしていたのに。
日本の大手上場・先端技術素材メーカーである東レともタッグを組んでいたのに。
これから頑張ると思っていた矢先、ちょっと寂しいですね。
ですがまあ、テントのアップデートは続いています。
テント作成に一本化したという印象でしょう!
モビガーデンのマット ※2023追記
やっぱりマットも消えていました。
元々品質は良くなさそうだったので、無くなってもなんとも思いませんね(笑)
丸く角が削られたタイプや、四角く連結できるタイプがあります。
が
こちらはR値の測定がありません。
シュラフと違って、国際基準での判断ができませんね。
真鍮製とは書いてありますが、どことなーーーく怪しい印象を受けませんか?
おそらくこのあたりは、まだまだ発展途上と受け取りました。
得意分野はあくまで「山岳テント」という事が分かりましたね。
モンベルのように器用にはなっていません。
では!
長らく付き合っていただきありがとう!!