夜間撮影に向かないと言われ続けたアクションカメラも、2023年あたりから大きく性能を伸ばし始めました。
iPhoneの性能が上がってきたように、アクションカメラの画質も向上しなければウソです。
それでもやはり、暗所に弱いのがアクションカメラの宿命。
日中の青空は綺麗だし、手振れ補正もバッチリ。
なのに夜間撮影となると、動画はチラつき、暗所もパッとしない…
「暗所に強いアクションカメラは無いのかよ!」
ってお思いの方も多そうですね(笑)
結論、あるんですよ。
ここから詳しく、アクションカメラの夜間撮影について解説していきますが、まずは以下の動画を見てください。
2分で分かります。
結論を述べますと、夜間撮影においては、Insta360のAce Proが圧倒的な性能を見せました。
GoProもDJIも、マニュアル撮影で「あえて暗くする」などでチラ付きや手振れは減らせますが、Ace Proのオート撮影でこれは凄いです。
Insta360の無料特典&割引情報!
公式サイトからInsta360製品を購入することで、割引や無料特典が得られます。
人気製品としては下記の内容となります↓
Ace Pro:67,800 → 52,800円(15,000円OFF)
無料特典:スクリーンプロテクター&Insta360水筒
→Ace Proを公式サイトでチェック
X4
無料特典:114cm自撮り棒+Insta360水筒
→X4を公式サイトでチェック
GO 3:60,500円 → 47,900円
無料特典:収納ケース&Insta360水筒
→GO 3を公式サイトでチェック
下記リンクからの公式サイト購入のみの特典となっております。
\ 無料特典付き! /
※移動後は特典が追加されているかのチェックをお願いします。
気になった方は、以下の記事でAce Proについてレビューしています。
ですが、結構価格は高くつくので、じっくり考えたい方は記事を読んでいってください!
夜間撮影の性能を決める要素
日中の撮影に関しては、それなりのカメラであれば、どれも綺麗に映ります。
明るい部分と暗い部分の表現差こそありますが、日中の撮影は、みなさんおおむね満足でしょう。
ところが暗中はそうもいかないようです。
昼間に調子のよかった手振れ補正は、なぜか夜になるとガタガタし始め、滑らかさは失われます。
影の部分は見にくくなり、色の表現もまるで悪くなるのです。
暗中での撮影におけるカメラの処理は、僕もすべては分からない領域まで、複雑な処理をしているようですので、ここでは僕の分かる範囲で解説していきます。
- センサーサイズ
- ISO感度
- F値
- AI性能(重要)
センサーサイズ
画質の重要な要素
最近の画質よ良いスマホも、付属のカメラも大きくなってきたように。
アクションカメラよりも一眼レフのほうが画質が良いように。
基本的に大きい方が、画質は良くなります。
ただ単に大きいというより、センサーサイズの影響は大きいです。
GoPro HERO 12に1インチセンサーが期待されていたように(実際は1/1.9インチで据え置きだった)、センサーは画質を決める重要な要素。
このセンサーは、光や色の情報を「受け取る」場所なので、大きいほどに発色も良くなるし、暗くても綺麗に映るようになります。
ザックリですが、アクションカメラにおいてはこの位の知識で良いでしょう。
それでも大きくし過ぎると、どんどんビデオカメラみたくなってしまいますね。
大きさとトレードオフに近いですが、センサーサイズは夜間撮影に割と重要な要素。
ISO感度
ISO感度は、光に反応する感度
この数字が高いほどに、光に対する反応が良いカメラ、というイメージ。
大抵のアクションカメラは、100-6400の上限6400。
夜間に強い最近のミラーレス一眼なんかは、100ー409600とかいうバケモノISO感度もありますので、敵わない訳ですよね。
と、ここまで重要そうに言いましたが、アクションカメラにおけるISO感度については、僕も良く分かりません。
一眼レフではISOを気にしていますが、個人的にアクションカメラのISOは僕もあんまり気にしません。
ので、書いてあれば安心かな?
くらいに思って頂ければと!
F値
高い方が光が良く見える
一般的に小さい程良いとされるのがF値です。
これは本体側ではなく、レンズ側の性能を表します。
一眼レフでは非常に重要視される要素で、F値が0.2小さくなるだけで、レンズの価格は数万円とか変わったりします。
F値はレンズの絞り開放のことを示し、人間の目で言うと「瞳孔が開く」ような状態。
暗い場所にいるネコの黒目が大きくて可愛いように。
夜に見るカマキリが黒い眼をしているように。
人間もトンネルに入ると、光をいっぱい取り込もうとして、瞳孔が開きます。
なので、F値が低いカメラ(レンズ)というのは、光をいっぱい取り込めるので、暗所に強いということ。
まあ、アクションカメラにおいては、そこまで重要視されていない印象ですが。
AI性能(最近はより重要)
最後になりましたが、実は重要なのがAI性能。
ここ1年ほどで、ようやく僕も実感してきました。
F値、センサーサイズと、物理的な要素を上げていくのも良いですが、最近はなんでもAI処理が強すぎる。
特に夜間撮影においては、AI処理が上手いカメラが勝ちです。
で、結局そのカメラがAce Proだったのですが、後に紹介しますね。
ここからは僕の想像で申し訳ないのですが、なんとなく考察します。
AIという最近のバチクソ成長カテゴリーに乗っかることで、今までどうにもならなかった「暗所」という苦手分野を、ソフトウェアの面から強引に突破した。
こんなイメージでしょうか(笑)
非常に大げさに言ってしまえば、カメラの中に小さなPhotoshopみたいのを搭載して、自動で処理してくれるのに任せた感じ。
そうすれば、本体の劇的改造をしなくとも、brain(チップ)でどうにかなります。
【夜間は特に】大手から選ぶのが良い
夜間撮影に関しては、特に性能差を受けやすいです。
というのも、最後に紹介しました「AI性能」が大きくモノを言うからです。
最近のスマフォの画質や、夜の写真が良くなってきたのは、おおむねこのAI性能の向上によるもの。
いわゆる「チップ」という、カメラの画質を総合的に調整する「脳」に当たる部分が改良されているのですよね。
詳しくは上記でも触れていますが、とにかく最近はチップ(AI性能)が結構重要。
iPhoneや高性能androidは、チップにかける投資もしっかり行っており、性能の良いチップを作る会社との連携も強いです。
ゆえに、iPhoneや高性能androidの画質はどんどん突き抜けています。
暗い画像を処理する、「ノウハウが溜まってきた」と表現するのが分かりやすいかもしれませんね。
最近ではGoPro、DJI、Insta360も性能を上げてきましたが、モデルチェンジごとに改良を加えていますよね。
だんだんとノウハウが溜まって来たのでしょう。
そこで安物を買ってしまうとエライ目に会います。
日中の撮影は、それなりにパクりやすい傾向にあるように思いますが、夜間はそうもいかないようでして、、、
大手のパクリをしたところで、所詮はニセモノのようです。
また、F値などの詳細が書かれていないのも、不安材料になりますね。
各カメラの性能
センサー | ISO感度 | F値 | 夜間撮影 | |
---|---|---|---|---|
HERO 12 | 1/1.9 | 100~6400 | F2.8 | マニュアルorHDR撮影推奨 |
Ace Pro | 1/1.3 | 100~6400 | F2.6 | Pure VideoでOK |
Osmo Action 4 | 1/1.3 | 100~6400 | F2.8 | マニュアルorHDR撮影推奨 |
BRAVE 8 | 1/2 | (-) | (-) | |
ONE RS 1 inchi | 1 | 100 – 3200 | F2.2 |
という事で長くなりましたが、一応全て比較しておきます。
GoPro HERO 12
センサー | ISO感度 | F値 | |
---|---|---|---|
HERO 12 | 1/1.9 | 100~6400 | F2.8 |
長らくアクションカメラは暗所に弱いイメージを植え付けてきた、王者GoPro。
HERO 11辺りから、ようやく暗所でも見えるようにはなってきました。
なお、11と12の性能差は無いと言われていますが、夜間撮影においてはちょっと進化しています。
それが、HDR動画の追加。
いままで写真のみのHDRでしたが、HDR動画が加わったことで、夜景の撮影などは今までより鮮やかに映るようです。
それでもHDR動画はシャッター速度命な感じがありますので、ゆっくり歩かないとブレます。
動画から切り取ると、ぶれている所はチラつきます。
綺麗なところはそれなりに綺麗ですね。
そういった点では、やはりEV値をマイナスに設定し、わざと暗くすることで、手振れを減らすなどの対応をしても良いかもしれません。
一つ言えることは、夜間撮影を何も考えずにすると、GoProは綺麗に撮影できません。
Insta360 Ace Pro
センサー | ISO感度 | F値 | |
---|---|---|---|
Ace Pro | 1/1.3 | 100~6400 | F2.6 |
2023年11月に急に現れ、アクションカメラの勢力図を盛大にぶっ壊した張本人。
そして以下の写真を、あろうことか動画から切り取らせた張本人でもあります。
ブレないように撮影できる写真ならともかく、動画でこれを切り取れるのは凄いです。
色の再現もしっとりとしていて、後ろのH&Mとかの看板の雰囲気もイイですよね。
道や手すりが何となく青く照らされている感じも、よくできていると思います。
もう一度動画にて確認して頂くと分かりますが、手振れに関しても圧倒的に差が出ていました。
\ 1年間の無料保証&無料特典付き! /
DJI Osmo Action 4
センサー | ISO感度 | F値 | |
---|---|---|---|
Osmo Action 4 | 1/1.3 | 100~6400 | F2.8 |
DJI OA4 に関しても、基本はGoProと同様です。
センサーサイズが1/1.3インチなので、GoProよりは夜間に強いか?
と、思ったのですが、夜間性能にさほど変わりはありませんでした。
むしろ日中の撮影に関しては、OA4よりHERO 12のほうが良いかな?、という印象。
OA4に関しても、Ace Proの夜間性能に敵う事は無さそうです。
AKASO BRAVE 8
センサー | ISO感度 | F値 | |
---|---|---|---|
BRAVE 8 | 1/2 | (-) | (-) |
中華アクションカメラ代表のAKASO。
BRAVEもすでに8世代目となり、パチモノ代表の座は定着した感じですね。
手振れ補正はおおむね歩きや走りにおいては合格点ですが、日中の画質においても不安が残る性能です。
逆光時の太陽が明るすぎたり、雲が白く飛んでしまうなど、やはり光の処理が微妙そうです。
夜間の参考動画が上がっていない以上、人柱になるほかありませんね。
このダイナミックレンジだと、夜間の性能は不安が残るかなと思います。
しかも8にもなると、そこまでコスパも良くなくなっちゃうのです。
Insta360 ONE RS 1 inchi
センサー | ISO感度 | F値 | |
---|---|---|---|
ONE RS 1 inchi | 1 | 100 – 3200 | F2.2 |
こちらは別枠ですが、おそらく暗所最強の部類でしょう。
アクションカメラと言って良いか分かりませんが、1inchセンサーを搭載しかつ、F値は2.2という開放絞り。
ISOが低いのは6Kという画素数の高さ故でしょうか?(画素数が上がるとISOは下がる傾向にあります)
いずれにせよ、360度カメラを含めて考えている場合は、価格は高いですがRS 1inchモデルもアリかもしれません。
Insta360系列はかなり良製品が多いので、気になる方は比較をどうぞ。
\ 無料特典(自撮り棒)&無料保証付き /