2020年を超えたあたりから360°カメラの市場は増え続け、一般ユーザーにもつかいやすくなってきた360°カメラ。
2023年-2036年にかけて市場規模は10倍以上になることが予想されているので、Insta360のカメラは今後も人気は高まると予想されています。
一方で、アクションカメラの人気は確立されたものであり、中でもGoPro HEROシリーズは日本国内でも長く人気があります。
今回は最近注目が高まっているInsta360 X4と、定番アクションカメラのGoProを比較して、どちらを選ぶとより楽しめるか。
そんな視点で比較していこうかと思います。
Insta360の無料特典&割引情報!
公式サイトからInsta360製品を購入することで、割引や無料特典が得られます。
人気製品としては下記の内容となります↓
Ace Pro:67,800 → 52,800円(15,000円OFF)
無料特典:スクリーンプロテクター&Insta360水筒
→Ace Proを公式サイトでチェック
X4
無料特典:114cm自撮り棒+Insta360水筒
→X4を公式サイトでチェック
GO 3:60,500円 → 47,900円
無料特典:収納ケース&Insta360水筒
→GO 3を公式サイトでチェック
下記リンクからの公式サイト購入のみの特典となっております。
\ 無料特典付き! /
※移動後は特典が追加されているかのチェックをお願いします。
今回のポイント
二つのカメラ製品を比較する上で、いくつかのポイントをまとめていきます。
それぞれにはアクティビティや撮影スタイルに合った特徴がありますので、概要を知ることで自分の趣味やイメージに合ったものを選べるかと思います。
本気のアクション(GoPro)
GoProは何といってもアクション性能。
画質・耐久性のバランスが良い中で、360°水平維持や軽さといったアクション性能の高さを発揮します。
iPhoneの性能向上や、Ace ProといったハイスペックVlogカメラが登場したため人気はバラつきましたが、アスリート仕様に関してはGoProが最も性能が高いです。
一般ユーザーには尖りすぎた性能には感じますが、特にヘルメットやマウントに取りつけて扱う分には使いやすさを感じるはず。
一般ユーザーの使いやすさ(X4)
360°カメラは難しいと感じる方も多いかもですが、実は一般ユーザーに使いやすいのはX4だと感じています。
アクションカメラは広角固定なので、正直言ってアクションが派手じゃないとなんて事の無い動画になりがち。
その点X4は、ほとんど自撮り棒に取りつけて撮影するだけでいいので、旅行やハイキングなどの軽アクティビティで使いやすいのが利点。
マウントに付けて魅せるアクションをしなくても良いので、所持者の趣味スキルが高くなくとも十分楽しめるでしょう。
360度カメラも簡単になった(X4)
人物追跡AIやアプリ速度の軽さから、スマホで簡単に操作できるようになったのも、360°カメラ普及の大きな要因。
まだまだ認知されていないようにも思えますが、アプリ操作と360°の編集は本当に簡単です(笑)
気になっていながらも360°カメラにハードルを感じていた方は、ぜひ最後まで見てください!(後半にアプリ解説あります)。
アクションカメラの手軽さ(GoPro)
一方で、360°から平面に書き出すというひと手間が無いのはアクションカメラの方です。
画角も広く手振れもしにくいGoProは、パッと動画や写真を編集できるのは一つの利点ですね。
シンプルな広角画角ですので、アクションの派手さをダイレクトに伝えられるのは、ユーザーによっては魅力でしょう。
Insta360購入は公式サイトがおすすめ!
Insta360製品の購入は、公式サイトからの購入でカメラに応じた「無料特典」が付与されるものがあります。
当サイトからのリンク限定の割引や、追加の特典を行っている場合もありますので、一度確認して頂くことをお勧めします!
\ 無料特典付きリンク! /
スペック比較
GoPro HERO 12 | Insta360 X4 | |
---|---|---|
360°動画 | ー | 8K30fps |
360°スロー | ー | 4K100fps |
広角 | 5.3K60fps | 4K60fps |
広角スロー | 2.7K240fps | ー |
シングルレンズ画角 | 156° | 170° |
写真 | 27MP | 72MP(360°) |
タイムラプス | 5.3K | 11K(360°) |
タイムシフト | 8K(360°) | |
ライトペインティング | ||
星撮影 | スタートレイル | スターラプス |
ループ動画 | ||
音声制御 | ||
ジェスチャー制御 | ||
アプリ編集 | 有料 | 無料 |
手振れ補正 | HyperSmooth | Flow State |
バッテリー | 1720mAh | 2290mAh |
防水性 | 10m | 10m |
適正温度 | -10℃~35℃ | -20℃~40℃ |
重さ | 154g | 203g |
価格 | 62,800円 | 79,800円 |
ざっとスペックを比較してみました。
本来ならばスペック比較はするものでも無いように思いますが、双方の得意分野は概要として分かりますね。
後に、一項目ずつ比較して活きますので、続きをご覧ください!
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
旅行 | ||
Vlog撮影 | ||
日常使い | ||
バイクツーリング | ||
ロードバイク | ||
オフロードバイク | ||
マウンテンバイク | ||
登山 | ||
ウィンタースポーツ |
こちらの表は、個人的に考えたHERO 12とX4の得意分野を示した表です。
大まかに分類すると、旅行やスポーツのライト層に使いやすいのが、360°カメラのX4で、本格アクションに向いているのがHERO 12という印象を受けます。
各アクティビティで使った感想についても、後に紹介していきます。
撮影出来る動画
これは、GoPro公式とInsta360公式からリリースされている、それぞれHERO 12とX4の紹介動画となっています。
HERO 12はおおよそ前半3分部分、Insta360は全体3分でどんなカメラかが理解できますね。
どちらもアクションカメラ風な動画なのは間違いありませんが、傾向とするならば、HERO 12はアスリート色が強いのが分かると思います。
X4の方もアスリートは出てきますが、旅行や家族と使っている場面も多いですね。
おおむねこれらが、人気のユーザー層になるかと思います。
ですので、X4は日本含むアジアに好まれて、HERO 12はアクションを好む欧米に適している気がします。
では、HERO 12とX4を比較していきます!
360°動画として
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
360動画 | ー | 8K30fps |
当たり前ですが、360°カメラとして使うには、X4じゃなければ使えません。
上記の動画はX4で撮影したシーンを集めて、専用の無料ソフトでそれっぽく編集した動画になります。
こうした360°動画を残すには、X4の出番になりますね。
使い方は思ったよりも簡単で、X4に自撮り棒をそのまま装着し、持って歩いているだけでもそれっぽくなります。
持って立つだけ、座っているだけでもいいです。
もちろんゆっくりと動かしてもイイですし、バイクなど特定の趣味がある場合は、専用のマウントで固定してもイイですね。
いずれにしても、人物追跡機能のおかげで360°カメラの編集難易度は、誰でも扱えるレベルまで落ちてくれました。
もしも360°カメラとアクションカメラで迷っているのであれば、個人的にはよほど360°カメラをお勧めしています。
それくらいに人や遊びを選びませんし、使っていて楽しいですね。
\無料特典つき! /
アクションカメラとして
一方で、アクションをするならばやっぱりHERO 12が適正でしょう。
X4と比較すると大きさ的に使いやすいですし、ヘルメットにも取り付けしやすいです。
使いやすさと性能では、既にInsta360 Ace Proに抜かれてしまってはいるものの、アスリート向けのカメラとしては、やはりHERO 12にアドバンテージがあります。
画質を比較
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
広角画質 | 5.3K60fps | 4K60fps |
画角 | 156° | 170° |
追加レンズ | 177° | ー |
画質については、X4はシングルレンズモードで比較しています。
当然ですが、広角設定で撮影した場合、5.3KのHERO 12の画質が良く見えます。
それでもX4は前作X3より画質を大幅に上げているので、PC画面で見ないと差は分からない程度になりました。
分かりやすいX4画質のデメリットとしては、半球レンズゆえの「太陽フレア」の拾いやすさでしょうか。
動画中でも分かりやすい部分を載せておきましたが、広角レンズほどに、どうしても苦手な弱点となりますね。
最大広角についてはX4の方が広く捉えますが、HERO 12はMAXモジュール2.0で177°まで広げることが可能です。
X4との価格差で、MAXレンズ2.0を買う事は出来ますね。
動画内で違いが分かる箇所について一言コメントを幾つかしていますので、こちらも合わせてご覧ください。
X4のシングルレンズも頑張っていますが、平面画質はHERO 12の方が良いですね。
スロー再生
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
2倍スロー | 5.3K60fps | 4K60fps |
4倍以上 | 4K120fps 2.7K240fps |
X4の360°動画の方にはスローが備わっていますが、シングルレンズモードには備わっていませんね。
HERO 12は最大240fpsまで上げることが出来るので、まさかの8倍スローまで対応可能。
この点は、Ace Proにも無い差別化ポイントですので、GoProがアスリート系に支持される理由でもありますね。
逆に言えば、HERO 12はスローを使ってこそ感があります。
X4やその他アクションカメラとの差別化は、8倍スロー設定からになるので、性能的にはニッチで偏っていると言えそうです。
X4はシングルレンズモードでアクションをする前提では無さそうですし、「Vlogカメラとしてシングルレンズモードを使うといいよ」という意思が感じられます。
大きさと重さ
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
重さ | 154g | 203g |
大きさに関しても、HERO 12の大きな利点です。
X4と比較すると49g差がありますので、だいたいSサイズたまご1個分ほどの差があります。
自撮り棒に取りつけて撮影する分には、慣れればどちらもストレスになるほどでは無いですが、マウントに取り付けた時の存在感は変わってきますね。
特にX4はマウント増設のために、万能フレームやクイックリリースマウントなどを別で取り付ける必要があります。
その上ヘルメットなどに取り付けるとなると、結構な重量増とバランス不良を感じますので、やはりアクションはHERO 12の方が使いやすいと言えますね。
手振れ補正
手振れ補正に関しては、HERO 12は言うまでも無く完璧です。
ですが、X4の方に関しても手振れ補正は完璧なレベルなので、正直差が分からない程度。
一般人のアクティビティレベルでは、もはや性能の限界を引き出せません。
360°回転補正に関しては、HERO 12はある程度広い画角まで対応し、X4の方はそもそもの構造上、360°回転補正は標準装備です。
シングルレンズモードにした場合(X4)
先ほどの動画を見て頂ければ分かると思いますが、シングルレンズモードの場合は手振れ補正の差が分かりやすいです。
X4のシングルレンズモードの揺れは、歩く分には分からないのですが、走ると傾きなどが分かりやすいですね。
旅行で使う
旅行で使うなら、個人的にX4一択です。
今どき写真を残すのならば、iPhoneやandroidの方がアクションカメラよりも画質が良い場合が多いですし、画角もレンズも多彩です。
HERO 12はやっぱりアクションやスポーツをしなければ無駄なスペックとも言えますし、なんて事の無い動画になりがちです(経験済み)。
ひとり旅や友達との旅行において、今まで以上に多彩な思い出を残したいのであれば、360°カメラのX4を使ってみて欲しいですね!
X4には無料公式アプリに任せれば、動画を自動で生成してくれる機能があります。
上記のような動画であれば、360°撮影を幾つか撮りためておいて、あとでアプリに丸投げすれば2分で作れます。
AIのおかげで編集のハードルがここ数年で一気に下がったのも、最近の360°カメラ人気の大きな理由でしょう。
何でもない場所でも、360°カメラなら撮り方次第でバリエーションも生まれますね。
\無料特典つき! /
Vlogカメラとして使う
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
広角画質 | 5.3K60fps | 4K60fps |
画角 | 156° | 170° |
Vlogカメラとして使うなら、X4よりHERO 12の方が向いていますね。
これはもちろん最大解像度の問題もありますが、半球レンズゆえのフレアの拾いやすさも理由の一つです。
ただ、Vlog撮影や日常の動画撮影であれば、HERO 12よりもInsta360 Ace Proの方が使いやすいです。
アクションカメラと言えど、スポーツに振り切っていない汎用性があるうえ、画質や性能も高いAce Proは、ほどほどのアクションまでのユーザーに人気がありますね。
それぞれ得意不得意はありますので、よければ確認してみてください。
日常使い
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
日常使い |
日常の動画撮影や、日常の写真撮影ですね。
街でスナップを撮影したり、お出かけの思い出を残したりするためならば、正直スマホで十分というのが僕の見解。
だからこそ、旅などで撮影の幅が広がるX4の方が、楽しめるユーザー層は広いかな?
と、感じています。
バイクで使う
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
ツーリング | ||
オフロード |
バイクの場合は、乗っているバイクがどっちによるかで決まってくるかなと思います。
ツーリング
ツーリングならば、僕はX4推しです。
というのも、日本国内におけるX4人気の多くがバイクユーザーとのことで、X4の細かい仕様や機能についても、バイクに適した設定がされているほど。
バイクユーザーは間違いなく楽しいので、一度見てみてください。
\無料特典つき! /
オフロードバイク
一方で、林道をガシガシ攻めるようなオフロードユーザーは、HERO 12の方が良いと思います。
マウント仕様の取り回しの良さは利点ですし、一人称視点の臨場感ある画角はアクションカメラ特有ですね。
Ace Proとの差別化は、25g程の軽さと360°水平維持という点で、HERO 12の方がオフロード向きかなと思っています。
自転車で使う
自転車もバイクユーザーと似たような立ち位置になりますね。
ロードバイク
ロードバイクユーザーに最近人気が増えているのはX4の方で、Youtuberの方もX3やX4をどんどん取り入れるようになってきました。
もちろん従来の一人称画角も可能なので、撮影のバリエーションは明らかに多いですね。
自転車に装着していれば、重さもさほど気になりませんし、おすすめです。
マウンテンバイク
あまり日本では流行っていませんが、ヨーロッパなどでは人気のあるマウンテンバイクも、HERO 12に良さそうです。
ただ、こちらもHERO 12にとってAce Proとの差別化が難しく、利点は水平維持や軽さになってきそう。
あくまでHERO 12はアスリートに近い人向けに出来ているという事が、使う程に実感しますね。
登山で使う
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
登山 |
登山であれば、HERO 12とX4のどちらもおすすめです。
僕はAce Proが発売される前は、一眼カメラに無い広角レンズの補完として、GoProを撮影用に持っていっていました。
X4は自撮り棒で色んな撮影ができますね。
色んな撮影がしたい場合
たとえばローアングルでお花畑に近づけてみたり、ハイアングルでみんな一緒に撮影するなど、楽しみ方のバリエーションは間違いなく多いです。
特に泊りの登山なんかは時間がたっぷりとありますし、一緒に登る人たちと「わっきゃわっきゃ」と写真を楽しむことですよね(笑)
そんな時にX4はとっても楽しいと思います!
\無料特典つき! /
広角レンズの代わりとして
とはいえ、僕自身Insta360を使い始める前までは、GoProを一眼レフカメラの補完として使っていました。
一眼レフだと自分の姿を残すのに三脚が必要ですし、広角の交換レンズは重くて邪魔です。
そんな時、ポケットから取り出せるGoPro画角は確かに便利。
X4のように自撮り棒の無いドローン風撮影は出来ませんが、手持ち画角も案外嫌いではありません。
とはいえそれ以上に良いアクションカメラも出てきているので、サブ機としての出番は減った感じですね。
寒冷地に適したバッテリー性能というのも、登山におけるアクションカメラの適正ポイントです。
いずれにせよ、サブの写真機として用いるならば、X4もアクションカメラもどちらも優れていますね!
ウィンタースポーツ
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
登山 |
スキーやスノーボードは百億パーセントX4がおすすめです。
これは絶対です(笑)
Insta360 X4の場合
シーズン未到来ですので、X3画質にはなりますが、とにかくウィンタースポーツはX4にした方が良いです!
自撮り棒を持っているだけで自分の姿を残せますし、ハイアング・ローアングルも自在。
自撮り追い撮りで見切れることも無いので、瞬間的なアクションを逃しませんね。
もし、スキースノボユーザーさんならば、絶対!絶対!持っておくと良いです(笑)
X4は-20℃まで対応で、実際に-18℃の環境でも長く使えています。
標高の高いゲレンデでも、一日中バッテリーが持続するというのも、かなりの利点でしょう。
\無料特典つき! /
GoProの場合
といっても、Insta360を使う前まで、スノボでもGoProを使っていました。
ただ、ターンを深くすればするほどに水平維持が欲しくなるわりに、水平維持を入れると画角が狭くなります。
そのせいで、長い自撮り棒じゃないと体が見切れることもしばしば。
正面しか撮影できない以上、追い撮りスキルも要求されるので、自分に近しいレベルの人同士でしか撮影できないのがストレスでした。
GoPro=スノボみたいなイメージがありますが、断然X4の方が使いやすいハズ。
唯一ヘルメットに装着した一人称動画を撮影する場合のみ、軽さも相まってHERO 12は最も適したカメラです。
ですが適正温度は-10℃までなので、バックカントリーなどでは序盤でバッテリーを使い切らないようにだけ注意したいです。
外観など
外観を簡単に分類すると、GoProは横長でX4は縦長。
どちらもポケットには入りやすい形状で、スマホよりちょっと軽いのがGoProで、ちょっと重いのがX4。
X4は基本的に自撮り棒をメインに使い、GoProはマウントに付け替えながら使う事が多いです。
HERO 12からネジ穴が増設されましたが、あまり使う場面は多くありませんね。
レンズの大きさは結構違っており、こうしてみるとHERO 12のレンズが思ったより小さいことが分かります。
X4は半球レンズになっているので、素のままだとどうしてもキズが怖いのはありますね。
取り外し式のレンズガードを使ったり、ポーチに入れるなどの対策は心がけたいところ。
ですがまあ、慣れればそんなに神経質にはなりませんね。
落としたらどちらも割れるので、慎重になるX4の方が事故率は少ない印象。
アプリ性能の違い
GoPro Quik | Insta360アプリ | |
---|---|---|
動画編集 | 有料 | 無料 |
360°動画 | 手動 | 自動+手動 |
接続 | 安定 | 安定 |
その他遊べる機能 | 少ない | 多い |
本体や性能を注目しがちですが、Insta360の良い所はアプリにあったりします。
機能の多さや使いやすさ、そして無料で出来る範囲の広さなど、ストレス無く使えるのはInsta360アプリの利点ですね。
長く使うほどに効いてきます。
アプリ接続の安定性
スマホアプリ接続の安定性についてですが、これはGoPro Quik・Insta360アプリのどちらも安定していますね。
MAXなどの古い機種ではフリーズすることがありましたが、HERO12は新しいのでおおむね安定している印象です。
Isnta360はX3の頃からほぼ安定しているので、こちらも全く問題なし。
スマホアプリの編集機能
大きく差がつくのは、GoProアプリは編集機能が有料で、Insta360アプリは無料です。
以前まで機能が少なかったInsta360アプリですが、2024年アップデートにより、GoProアプリに並ぶレベルの編集が可能になりました。
むしろ360度動画もそのまま編集してくれる点で、無料なのにInsta360アプリの方が使いやすいまであります。
X4を買えばGoProアプリで言う、年額6000円分のアプリが無料になりますので、価格差はあまり気にしなくても良いかもしれませんね。
Insta360アプリ自動編集で、操作時間2分かからず作った動画です↑
PCソフトの接続と機能
一方で、PC編集に関してはGoProソフトが良くないです。
4K動画なのに動作は遅いですし、編集機能も使いにくい。
2024年にアップデートが入ったっぽいですが、色んな動画をまとめた動画作成においては、やっぱりスマホアプリを使った方が良さそうです。
Insta360 Studioの方は、スマホアプリ同様に編集機能も優秀で、PC性能に依存はしますが、8K動画の編集も安定している印象です。
その他遊べる機能
それとInsta36には、動画に面白いエフェクトや動きを加える撮影方法が沢山あります。
空を海にしてみたり、動画全体をAI画のようにするAIワープなど、短い動画で遊べる機能ですね。
- AIワープ
- スカイスワップ
- フライラプス
- 水平フリップ
- 電撃サージ
- 高速スピン
- マッチカット
- シネラプス
- 電撃ウォーク
- クローンループ
- ストリートラプス
- 残像分身
- バレットタイムミックス
- ノーズモード
- スターラプス
- ストップモーションミックス
- フリーズスロー
- オートタイムシフト
- 回転世界
- 影分身
- ストップモーション
- ストップモーションスタチュー
- ピクセライズ
- パラレルプラネット
- センターステージ
- タイムフリップ
- スピンビュー
- ドリーズーム
- スプリットジャンプ
- ロールプラネット
- ジャンププラネット
- フェイスオフ
- 巨人ジャンプ
- ゴーストタウン
沢山ありますので、いくつか遊んでみてください。
って感じの物が沢山ありますね。
おもしろいです。
細かな違い
HERO 12とX4に備わっている機能や使いやすさのうち、細かい違いについて触れていきます。
起動速度
GoPro HERO 12 | Insta360 X4 | |
---|---|---|
起動速度 | 2秒 | 3秒 |
起動速度はHERO 12がボタンを押してから2秒。
X4が3秒で動かすことが出来ました。
ちなみにAce Proも2秒で、GoPro MAXは7秒な事を考えると、起動速度に関しては360°カメラの方が不利なんだと思います。
X3の6秒と比較して、X4はかなり早くなった印象です。
スクリーン感度
GoPro HERO 12 | Insta360 X4 | |
---|---|---|
スクリーン感度 | 良好 | 良好 |
スクリーン感度はどちらも良好。
一昔前のHEROシリーズは汗ばんだ指や濡れた指での操作が最悪でしたが、今はかなり感度が良いですね。
X4もX3に比べて感度をかなり上げています。
どちらもストレスは少ないでしょう。
バッテリー性能
GoPro HERO 12 | Insta360 X4 | |
---|---|---|
バッテリー | 1720mAh | 2290mAh |
対応温度 | -10~35℃ | -20~40℃ |
熱暴走 | あり(4k120fps) | あり(8K30fps) |
バッテリー容量は、360°を撮影するX4の方が多めに作られていますね。
対応温度はX4の方が広く、実際Insta360の製品は熱暴走にも寒冷地にも強いです。
バッテリー性能に関しては、HERO 12も強くなったとはいえ、まだまだInsta360との差が気になるところでしょう。
HERO 12はDJI・Insta360の3社のうち、最も早く熱暴走します。
カメラコントロール
GoPro HERO 12 | Insta360 X4 | |
---|---|---|
コントロール | 音声 | 音声+ジェスチャー |
両方とも音声制御は可能ですが、X4にのみジェスチャー制御が備わります。
Insta360社はAI機能を発達させているので、人物やジェスチャー認識は大きなアドバンテージですね。
バイク乗りや自撮り棒に取り付けた際に、ジェスチャー機能は便利でした。
録画キャンセル機能
GoPro HERO 12 | Insta360 X4 | |
---|---|---|
録画キャンセル | ー |
簡単な機能ですが、ボタンの長押しで録画をキャンセルできる機能は、X4にのみ備わっています。
その他撮影方法
GoPro HERO 12 | Insta360 X4 | |
---|---|---|
星撮影 | スタートレイル | スターラプス |
ライトペインティング | ||
ループ動画 | ||
タイムシフト(360) | ||
ミーモード(360) | ||
バレットタイム(360) |
その他撮影方法の比較です。
流れる星のタイムラプスは、HERO 12ではスタートレイル、X4ではスターラプスという名前になっています。
そもそも360°動画との違いがあるので、参考までに。
根本の違い(マーケティング戦略等)
ここまでHERO 12とX4の差を比較してきましたが、最後にGoPro とInsta360の根本的な違いについてお話してみます。
読んで頂ければ、上記で比較してきた内容が、両社の思想が反映されていることが分かるかと思います。
GoProとInsta360のどちらが自分に合っているかが分かると思いますので、両社の違いについて簡単に紹介しますね。
アスリートブランドのGopro
これは皆さんイメージ通りかと思いますが、GoProはアスリート向けのブランドです。
創設者(ニック・ウッドマン)がサーファー好きの裕福な投資家として生まれた青年であり、こんなの作ったら良さそう!って考えて、資本を使って会社を立ち上げたのがGoPro。
元々サーファーという事もあり、GoProをスポンサーとするのは屈強なアスリート達ばかりで、知名度も高いです。
スキーで言うXゲームや、クライミング、スカイスポーツなど、レッドブルとスポンサーを同じくするような相手に対して広告費を支払い、知名度を上げました。
だからこそ、GoProのファンは「アスリート」であり、本来の人気は海外において、アスリートチックな人たちに人気がありますね。
アメリカやオーストラリアでは、これらエクストリームスポーツが大衆にも広まっているので、もちろん人気があります。
日本ではこれらのスポーツアクションは主流ではありませんので、かなりマイルドに形を変えまくり、普通にVlogカメラとしてメインに使われている感じ。
それでもファン層としては、アスリート達に憧れを抱きつつ、そこそこのアクションを楽しむ国内ユーザーに支持されている印象です。
クリエイター目線のInsta360
一方でInsta360は、ショーンホワイトなどのプロアスリートに対してタイアップもしていますが、GoProほど多くの投資をしていません。
Insta360の製品を購入するユーザーは、Insta360のファンというよりも、ただ単に製品の性能が良いから選ぶという理由が多いと思います。
タイアップする人材はアスリートのみならず、国内外に無数にいる動画クリエイター達の中から、面白そうな人とタイアップしている感じ。
クリエイターと言っても、上記のように子供だったり、犬だったり、もう色々ですね。
GoProほどアスリート色が強くないInsta360が求める事は、割とアジアの思想というか、風潮にマッチしている印象です。
カッコよさより機能性。
とにかくユーザーが楽しめる製品、ストレスなく使えるものを作ろうという思想です。
だからこそInsta360を選ぶユーザーは、雰囲気的な好き嫌いでは無く、性能を調べてからInsta360に落ち着くといった印象ですね。
創設者の違い
GoPro | Insta360 | |
---|---|---|
傾向 | アスリート | クリエイター |
出身 | サーファー | プログラミング系 |
GoProはアスリート、Insta360はクリエイター気質があるという話をしました。
GoProの創設者はサーフィン好きで、自分をカッコよく撮りたいがゆえにGoProを自作し、裕福な家計であったがゆえに、資本を使ってGoProを創設したというルーツがあります。
Insta360の創設者は大学でコンピューターサイエンスを学び、360度カメラを含む新しい製品を、次々と開発していきました。
こうして比較してみると、根っこが「アスリート」なのと、「開発者」という違いが製品やブランドコンセプトに出ている気がしますね。
業界情報
GoPro | Insta360 | |
---|---|---|
創業 | 2002年 | 2015年 |
CEO | ニック・ウッドマン 1975年生まれ | JK Liu 1991年生まれ |
所在 | アメリカ カリフォルニア州 | 中国 広東省 深セン |
メイン拠点 | 東京、ミュンヘン パリ、深セン、ルーマニア | 東京、ロサンゼルス、ベルリン |
従業員 | 現状970人くらい 870人まで人員削減の予定 | 1,500人 |
Instagramフォロワー | 2085万人 | 196.1万人 |
製造国 | 中国 | 中国 |
ご存じかと思いますが、GoProはアメリカカリフォルニア州、Insta360は中国深センの企業です。
以外だったのが、従業員数は既にInsta360が上回っているらしい、という事。
これは恐らく、製品開発にかける投資と、製造国の問題もありそうです。
というのも、GoProが投資するのはアスリートに対してが多く、ブランドイメージ形成と維持にコストを割いています。
その分Insta360は開発費に投資を回すので、新製品の開発や、既存製品やアプリの更新が頻繁に行われていますね。
同社はすでに自社設備で生産しているため、米国向け製品の生産シフトは「比較的低コスト」で実現できる見通しだとした。また、米国向け以外のカメラは引き続き中国で製造すると明らかにした。
Bloomberg
また、GoProは製造を中国深センに委託していますので、従業員としては数えられていない?可能性がありそうです。
いずれにせよ、Insta360は自国でシームレスな製品製造を効率的に行えますね。
Instagramフォロワーに関してはGoProが圧倒的で、Insta360の10倍の影響力を持っています。
やはりブランディングで勝負している所はありますので、世界に対するGoProの影響力はすさまじいものだと思われます。
まとめ:今買うなら?
ここまで読んで頂けた方は、GoProとInsta360 X4の違いがだんだんと分かっていただけたかと思います。
どうせなら最後に正直な事を言いますと、今買うなら圧倒的にX4です。
もちろんアクションユーザーにはGoProもイイとは思いますが、広角画角で勝負するのは正直難しいというのが現状です。
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
旅行 | ||
Vlog撮影 | ||
日常使い | ||
バイクツーリング | ||
ロードバイク | ||
オフロードバイク | ||
マウンテンバイク | ||
登山 | ||
ウィンタースポーツ |
僕自身、ロープを使って滝下り、雪山から滑走など、色んなスポーツやアクションを行っています。
それでもなお、GoProほどの性能を発揮しようとすると、命に係わるレベルじゃなければカッコいい動画が撮れません(笑)
それ未満の軽スポーツや旅行だと、X4の方が楽しく使えますし、誰が使っても映えやすいです。
アクションカメラに関しては360°カメラの登場と共に使う事は激減しましたし、手軽な撮影はiPhoneやandroidで十分かな?
ってなっているのが現状です。
360°カメラの編集は解説した通り、非常に簡単になっているうえ、何なら自動編集なのでゼロスキルから始められます。
ハードルを感じていた方も、ぜひこれを機に360°カメラを使ってみてください!
\無料特典つき! /
X4はX3よりもかなり画質が良くなったので、満足度も非常に高いはずです。