【旅の備忘録】camino de santiago 宿泊した38の町

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今年イチの思い出と言えば、コレでしょう。

あれからまだ半年ほどしか経っていないそうだが、結構昔のような気もする。

自分にとって異世界だった場所が、現実となりアナザースカイとなり。

思い出せなくなった記憶が、黙って風化していくのは嫌なので、年末前にまとめてみることにしました。

自分用の備忘録っすね。

目次

Saint-Jean-Pied-de-Port⁡
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー

最初の町「Saint-Jean-Pied-de-Port⁡」

到着時は雨が降っていたっけな。

この町に到着と同時に、とりあえず買っておいたトマトを齧った。

バスの中で仲良くなったアメリカンのジョージは、予約していた宿に入ってしまったので、夕方ひとりで町をうろついた。

まだそう遠くに行っていない雨雲を残し、雨上がりの冷えた空気の中、気持ちの良い散歩をした。

ここサンジャンは標高が結構高い箇所にあり、おまけに夜9時くらいまでは明るい。

この日パリからやって来た僕にとって、サンジャンはビックリするほどの田舎であり、カミーノ中でもかなり好きな町のひとつになった。

そうそう、宿の取り方すら知らなかった僕は、とりあえず野宿でもいいやって思ってました。

ウロウロしていたところ、英語すら通じない奥様に、親切にもギリギリ開いているアルベルゲを紹介してもらったのでした。

野宿も気になっていないと言えばウソになりますが、親切には「ありがとう」で返答。

翌日はしっかりと晴れた空を見せてくれ、湿った空気と朝の陽ざしがなんとも心地よい。

ヨーロッパの郊外らしい空気の中、ぼくのカミーノは始まった。

Roncesvalles
ロンセスバリェス

最初の難関、ピレネー山脈を、あろうことか僕はサンダルで突破。

後にアレが足をぶっ壊す第一条件になったとかならなかったとか。

ロンセスの宿は、聞こえは悪いがデッカイ収容所のような場所。

近くに野営できそうな場所もなく、しかも雨。

入れるか心配だったところだったので、とりあえず暖かい飯にありつけたことにホッとした。

ここで日本人3人と会うことができ、後に行動を共にする友達もできたっけな。

ケンタッキーみたいな食事とワインを頂きながら、うどんと味噌汁が早くも恋しくなっていた。

そうそう、ここの宿ではイビキの大合唱だった。

耳栓の重要性に気付いた宿でした。

Zubiri スビリ

ズビリかと思ってたら、スビリだった小さな町。

ここまで来るのに、さすがにサンダルがしんどくなっていた覚えがあります。

あの橋を渡った時に、今日の町だってわかった時は嬉しかったなア。

小さな町のスーパーは、土日営業しないことを、この町で初めて気づく。

おかげで「田中さん」っていう、ジェントルにお食事をおごってもらえた。

おじさまの割に、、、

と言っては失礼だが、印象の通り伝えると、おじさまなのにガツガツとしない、落ち着いた印象のジェントルでした。

ずっと気になってはいたので、最終地点で再開できた時には結構うれしかった。

そうそう、田中さんはあの時「キノコのリゾット」を食べて欲しそうだったけど、僕たちはどうしてもサラダが食べたかった。

人のおすすめをこうも簡単に無視するほどに、ビタミンを欲していた覚えが強い。

pamplona パンプローナ

でっかい町だった。

ここまで来るのに足がキツすぎて、翌日荷物を送り返しまくった。

それでもデッカイ街だったので、一人でウロウロ3時間歩いたはず。

この辺りから、いろんなグループが出来てくるんだけど、僕はテキトーに色んな人と仲良く回ってた。

夜はイタリアのドミニコも加わって、初めてBARで飲み食い。

彼は確か警察官。

桜の時期に日本に来たい、って言っていたけど、来たかな?

来てくれるかな?

Puente la reina
プエンテ・ラ・レイナ

町の写真が残ってないけど、宿の写真で思い出してくれ自分よ。

この日が確か、足の痛みのピーク。

めっちゃ気持ちのいい感じだし、好きな山越えもあったはず。

なのに精神ズタボロだった。

16:00まで歩き続けて、まだ仲間たちからはぐれてないことに、心底ほっとした。

町の写真は残っておらずとも、トレッキングポールとHOKAのシューズを買った町だよ。

2ヵ月で履きつぶしてしまった、革命児レッドHOKA。

大正解だった。

Estella
エステーリャ

一人で涼むにお気に入りの場所がある町。

Googleマップで見てみたら、エステーリャだそう。

ずっとエステーラって呼んでた。

この辺りから、洋ナシばっか食ってた。

チーズにもおいしいヤツと美味しくないヤツがあることも知る。

ここ写されても、記憶があいまいになり始めると思い出せんかも。

あと他の人はわからんよね。

ほれ

この鋭角めの橋なら、覚えあるでしょ。

オーストラリアの、フランキーって女性とそのお母さんと、浅野君とめしを食った。

最後のデザートに、袋入りの安っすそうなチョコアイスバーが出てきたのには、みんな突っ込まなかったけど内心笑った。

sansol サンソル

確かここには誰もおらんかった。

おったはずだけど、僕だけ違う宿で静かに過ごしていたはず。

ワインの出る蛇口を超えて、ちょっと峠超えて、めっちゃ長い麦畑をひたすら歩いた所。

そんでロスアルコスって町を、勇気出してスルーして、荒野をひたすら歩いた。

確か30㎞くらい。

この頃から足の調子は回復傾向。

そんでここには何も食う場所が無かったので、買いだし。

生ハムとチーズを買いためて、パンを食う生活が始まったのもこの辺りから。

Logrono⁡⁡⁡⁡ ログローニョ

重要人物達と合流した町。

前日に頑張ったし、足の調子も良くなったし、確か11:00に街についた。

結構デカかったログローニョ。

そんでもテントは先に送ったし、SiMカードもゲットした。

ミッションコンプリートで、心のゆとりもここからグッと改善。

最初で最後の合宿宿的アルベルゲ。

たぶんこれからもっと減っていくであろう、巡礼者に寄り添った宿だと思う。

夜のミサで、日本語を噛んだはず。

Najera ナヘラ

Najeraなのにナヘラ。

なんといってもこの町は、アルベルゲ不足でたらいまわしにされた。

さいあく野宿でも全然OKの僕は、高い宿に泊まるつもりは毛頭ない。

こうしてザックを降ろし、ベンチで一人昼寝をかました。

幸運なことに、3ユーロで転がり込んだのは、スポーツセンター。

公共の体育館みたいなところで、広いし綺麗だし、めちゃ快適に寝れた。

santo domingo de la calzada
サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダ

サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダって読むらしい。

もう全然分からん。

レンチンしかなかったので、みんなでチキンをつついた町。

コミュ力JKのライザも、ここからちょいちょい見かけるように。

そんでもって、このアルベルゲのハイライトはやっぱりこの人。

アルコール買ってきてくれたはいいけども、2%と1%と0%という、しょうもないものばかりを買ってきた。

この辺りからカミーノがめっちゃ楽しくなってきた。

belorado ベロラド

アプリの表紙にもなっていた、このおっさんが個人的に印象的な町。

高台から見下ろすとこんな感じ。

上までウロウロしてたから、電話がかかってアルベルゲにいそいそと走って帰った。

冷蔵庫の中には、食っていい食材とか、食っていいか分からん食材とか、腐っていて食っちゃダメだろ的食材とか。

前日の残り物とかもテキトーに漁ったり作ったり。

カミーノ0円食堂を楽しんだ、ドネーションの宿。

Atapuerca アタプエルカ

一旦集まった人たちが、みんなバラバラの町を選んだところ。

僕の宿はどう考えても当たりだったぞ。

めっちゃ静かでのどかで、可愛らしさもある素敵な町。

一人をめいっぱい堪能した町でもあり、割とお気に入りの町でもある。

日本のおねいさん方に、晩御飯をおごってもらった。

burgos ブルゴス

大聖堂のある街。

ひっさしぶりに食った牛丼は、ちゃんとダシの効いた牛丼で、超絶美味かった覚え。

ちゃんとアサヒスーパードライも頂いた。

それにしてもなんな、この真顔達は

また結局会うことになるんだけど、一旦みんなとお別れってことにしたので、心底さみしかった街でもあります。

すごく感傷的になっておるの(笑)

Hornillos del Camino
オルニージョス・デル・カミーノ

これでオルニージョスって読むから、スペインはよく分からん。

裸足で走り回った宿。

そんなに歩いた日でも無かったし、ここは小さな町だったので、午後からめちゃゆっくしとしていた。

浅野君も当然のように同じ宿におったので、長いこと喋っていた。

二人して自炊のできる宿を探し始め、距離より自炊に意識が向き始めたのは、明確にこの町から。

Castrojeriz⁡ カストロヘリス

小さいと思いきや、結構広かったこの町。

この辺りから「メセタの台地」に入っていたので、景色がすこぶる綺麗になってきたはず。

こんな具合に。

町はというとこんな感じ。

事前にスーパーの有無と、自炊の可否をちゃんと調べ始めた宿。

そして、我らが「チキンのトマト煮」が始まったのも、カストロヘリスから。

Fromista フロミスタ

猫様とじゃれあった、ギリギリ宿に入れた町。

公営のアルベルゲが閉鎖しているという、まさかの町だった。

大きい街の割にスーパーはヘボく、どことなく閑散とした街だった。

それでも自炊が出来て、酒が飲めれば我らはハッピー。

サラダを滅茶苦茶食い始めたのは、この辺りから。

Carrion de los Condes⁡
カリオン・デ・ロス・コンデス

ASANO の Phone に Bird shit が fell on してきた町。

そんでもって、とにかく食う事しか考えていなかった頃。

リンゴのお酒、シードルがめちゃ美味いってことに気が付いたのは、この宿から。

にしても一日で食いすぎよ。

Ledigos レディゴス

レディゴスとかレディエゴスとか、混乱しやすい名前の町。

squallがあった町、ハンモックとプールがあった町、ヘボいコップでワインを飲んだ町。

と、書いておけば思い出せるはず。

食って酒を飲んでが定着してしまい、この辺りから歩きのペースが落ち始める。

この辺りから、毎日ワインとビールを一本ずつ開け始めた。

Sahagun サアグン

カミーノ折り返しの町、サハグン。

確か15㎞しか歩いていないこの日は、11時前に宿に到着。

一番乗りかつ、宿はガラガラ。

それに加えて、大量に収容できる、巨大な体育館みたいな宿。

冷蔵庫キッチン完備で、自炊し放題の我らが神アルベルゲ。

どうでも良いが、この町でシャンプーを買い足したはず。

Diaにするか、Lupaにするか、、、

どっちで買ったか忘れたけど、この日は大量買いしすぎた。

宿まで10分くらい、スーパーの買い物袋がクソ重かったイメージ。

自炊のクオリティが、だんだん上がって来た。

relliegos レリエゴス

レディゴスかレリエゴスか混乱する名前の所。

小さな町で、確か大したスーパーは無かった。

おばちゃん一人でやっている、小さな商店だったような気がするけど、そんなに高くも無かった。

大した食材が無いときは、缶詰とパスタでいつもどうにかする。

この町では確か通り雨がきたもんだから、洗濯物を干したまま焦って商店から帰った。

そしたらご丁寧に、洗濯物をしまってくれていたからありがたい。

この宿の名物は、なんといっても謎のイタリア人。

自分は水で薄めてワインをちびちびと飲むくせに、人にガンガン注いで来る。

おそらく良い人なんだけど、場をかき回して帰って行った。

Leon レオン

久しぶりの大きな町、レオン。

自炊室が無い宿だったので、パンとトルティージャを食ったのと、外でパヤヤを食った。

大聖堂のデカい街だったよね。

エビの殻をボリボリと食ってたら、「おまえはなんて奴だ!」って、写真の眼鏡の人に叱られた。

だれだっけ、セバスチャンじゃあなくて、、、

なんかちょっと聖っぽい名前のひと(笑)

初期メンのジョージとジウンはここでお別れ。

で、僕はというとレオンを翌日午後に出発。

Fresno del camino
謎の場所

隣の町が、見えるか見えんかの所で、宿()を発見。

PM出発のぼちぼち歩きで、暗くなる前に良い場所を見つけてテンション上がったなア。

道中ソーセージをおっちゃんにあげたのと、プラティパスを拾ったのを覚えている。

Hosptal de Orbigo
オスピタル・デ・オルビゴ

オスピタルデオルビゴ。

変な名前だけど、まじに素敵な場所だった。

翌日がお祭りだったので、町全体が催しものの最中。

前日から酒を飲む人たちに溢れ、さすがスペインだなアと思っていた。

一輪車のフランクに会ったのが、この町のちょっと手前。

ここは個人的お気に入り5には多分入る宿。

キッチンもあったし、ひたすら食ってひたすら飲んで、すごくいい時間を過ごした覚えしかない。

Astorga アストルガ

アストルガ。

ここまで来ちゃったよ、って感じの場所。

宿からの眺めが結構良かった町。

ここが私のアナザースカイ。

チョコレート発祥の地で、安っすい板チョコを購入。

普通だった。

くまさんの彼女がやばいとかやばくないとか。

そんな話をしていた。

この宿を出る時は、最後の一組になっちゃったので、係の人にはいそいそと追い出された。

Rabanal del Camino
ラバナル・デル・カミーノ

ドネーションの親切な宿で泊った、小さな町。

商店が高かったけど、まあ仕方あるまい。

ここの宿はめっちゃ素敵な場所で、庭にハーブとか植えられていた。

暖炉では座り心地の良いイスと、アコースティックギターを弾き語る2人の青年。

素敵な宿5本の指、いくつあるんだろ。

料理長くまさん、ニンニクめっちゃ入れるやん、って思ったけど、めちゃ美味い。

てか毎日何喰っても旨い。

この二人の距離感に、明確に気付き始めたのはこの辺りから。

Molinaseca
モリーナセカ

石橋も町の雰囲気も抜群な、かなり素敵な町。

なのに町唯一のスーパーに1€ちょろまかされ、1€以上の心の損害があった町でもある。

アルベルゲには数匹ハエが飛んでおり、眺めていたらハエの飛び方に法則性があることを発見。

それほどカミーノはボーっとする時間があるのだなあ。

Villafranca del Bierzo
ビジャフランカ・デル・ビエルソ

ビジャフランカだっけな。

結構歩いて、ちょっと標高も上げた。

起伏のある町の、高台みたいなところに宿があり、結構好きな場所。

というのも、初めてしっかり行動を共にしたコリアンチームと仲良くなり、ビールを浴びるように飲んだ。

翌日は結構な雨らしく、しかも標高を結構上げるそうじゃあないですか。

停滞はしたくなかったので、覚悟を決めて薄暗いうちから出発した。

O Cebreiro オ・セブレイロ

雨の中よく頑張りました。

到着してからすぐに、天気は好転。

標高が高い場所が大好きなので、めちゃめちゃテンションが上がった。

あとなぜかここに浅野君がいたので、これで全員勢ぞろい。

とにかく勢ぞろいしたことが、何よりうれしかったかな。

Triaoastela トリアカステーラ

町のはずれにある、写真の奥の建物が宿。

この辺りから、自炊室がめっきり無くなり始める。

おかげさまで、レンチン飯を食い続けることになるが、町の感じと宿の感じとしては嫌いじゃアない。

というかこの町に降りてくる前の道が、めちゃ綺麗だった。

Sarria サリア

遂に来ちゃったサリア。

そんな感傷に浸る間もなく、僕たちの心をバクバクと乱しまくったのがお遍路ジイイ。

5分しか喋っていないのに、語れば10分くらいになりそうな、悲惨な考えの持ち主だった(笑)

アレが自分の人生だったとするとぞっとするが、悪口はコレくらいにしておこう。

この宿はフライパンが1個しかなく、皿もコップも無い。

僕らは運よく調理ができたので、ギリ良い飯を食えた。

Portmarin ポルトマリン

木曽川みたいなでっかい川の先にある、小高い町。

店はたくさんあるのだが、スーパーが少なく激込みしていた。

確かこの日は土曜日だったけな。

キッチンあるある詐欺を理解したのがこの町で、アプリの評価3.5以下は要注意という結論に。

おかげさまで、ここの宿での印象はめちゃめちゃ薄い。

Palas de Rei パラス・デ・レイ

キッチンのある宿をちゃんと選び、値段よりも心の充足を優先。

宿がいっぱいだよ!

って店主に一回嘘つかれたのはビビった。

キャベツ炒めが上手かったので、そればっか食ってたら、となりのパスタ好きのぽっちゃりおじさんに怒られた。

「パスタを食え、パスタを!」

ごめん、僕たち野菜が好きなんだ。

夕日がめちゃくちゃ綺麗だったからか、一人当たりワインとビールを便1本飲んだのは、この日が最初。

翌日クーさんに風邪をうつされ、二日酔いと相まって死んでた。

Melide メリデ

メリデと言ったらタコ食うはずが、風邪のせいでそんな気も起らず。

たぶんあの時高熱出ていた。

お遍路ジジイも同じ宿だったので、大ピンチだった。

食欲はバチクソあったので、浅野シェフに栄養満点のものを食わせてもらったら治った。

O Pedrouzo オ・ペドロウソ

いよいよ終わりも近づいた。

感傷的な気分が、いっそう深まった辺り。

妖怪袋詰込み婆が、ちゃんと歩いているのを目撃したのが、この日の前か後辺り。

この日は初めてトーマスと同じ宿。

快速トーマスが失速して我らに追いついた理由は、恋をした女性と一緒にいたから。

そんなトーマスはなんと、カミーノ初の自炊をした日でもあり、なんだかめっちゃ嬉しそうで可愛いよね(笑)

この日の宿には大量の高校生。

僕らおじさん達に声をかけまくる。

「Hey!」だとか「good-by フレンズ!」だとか、「ハポンボーイが通るよ!」「ハポンボーイ!ハポンボーイ!」だとか。

だれがハポンボーイ(日本の男の子)じゃいww

おまいらのほうがボーイじゃいw

Santiago de Compostela
サンティアゴ・デ・コンポステーラ

ゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラ

レアものと聞いていた(さっき聞いた)ボタフメイロっていう巨大なお香を見れてよかったよね。

もちろん思い入れは深いんだけども、町としての印象が薄め(笑)

というのも、ゴール地点がどうこうというより、これまでの日々すべて合わせてカミーノの思い出って感じがします。

宿は結構遠めの所でしたが、キッチンあり、施設も広いで割とお気に入り。

この宿の庭に寝袋広げて、野営してやろうと秘かに思っていたのは別に内緒ではない。

Negreira ネグレイラ

出発した日は寒かったのに、やたらと暑い一日を終えたのは、ネグレイラ。

確か初めてガディスっていうスーパーに行った日。

安かったので、今まで行かなかったことが疑問。

少数になったけど、実は結構行きたかった最果ての地。

僕一人じゃアなくて、2人もついてきてくれることを、実は結構嬉しかったのは内緒。

olveiroa オルベイロア

見てくださいこの夏仕様。

ここに来るまでに暑すぎて、命からがら、というか喉カラカラでたどり着いた町。

スタンプが変な顔したイエス様で、一番お気に入りのスタンプでもある。

まともな食い物が無く、まともなスーパーも無く。

持ってたパスタを仲良くわけわけして、この日はコレでいいやって凌いだ。

Fisterra フィステーラ
(サイハテの地)

最果ての地、フィステーラ。

ここまで全員、まあまあ日焼けをしているのがよく分かる。

白いお肌だったアイカお嬢はなんか黒いし、僕は変な跡が目立つし。

兄貴とかこのあたりでは茶色だった。

帽子もかぶらないし日焼け止めも塗らないからこうなるんだ。

…サイハテの地というと、ほぼ観光地化されていたので、俗世っぽいサイハテではあった。

それでも端っこの端っこで、大西洋をずーッと眺めていると、ようやく終わった感のしみじみモードには少し入れた(笑)

最後の飯は浅野ニキが全部奢ってくれたので、調子に乗ってブドウとか食った。

シャインマスカットよりも激甘だったので、日本でもお目にかかれる日をいつも狙っている。

また行きたいけど行かない

こうやってまとめていると、また行きたいなーなんて気持ちにもなっちゃうよね。

けど、多分このカミーノ以上のカミーノには出会えないだろうし、やるならおじいさんになってからかな。

数十年後にまた来れるのを楽しみに、今は今やってることを楽しむとしようか。

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