みなさま、
2023年はNEMOの年になりそうです。
どうも!アバウトドアです!
冒頭の通り、今年のNEMO新作テントは、数も多ければ質も高い。
山岳テントはもちろん変化しましたし、あの人気キャンプテントも爆絶進化しました。
皆さん大っ嫌いな「アレ」が克服されているので、要チェックだと思います!
2023年はNEMO革命の年
テント素材が軒並みOZMO化
これから紹介するので分かるかと思いますが、軒並みOZMOという新素材に代わっています。
これがまた、パリッとピシッと綺麗に張れるんですわ!!
ポリエステルとナイロンの混合生地で、前よりも薄く、丈夫な生地に仕上がったそう。
OZMOについてはコチラで詳しく語っています!
加水分解に対して本気で取り組んだ
シルナイロンという素材が流行りましたが、こちらOZMOは「片面シルナイロン」。
シルナイロンの強度と、パリッと撥水。
それを維持したうえでの、PeUコーティングによる確かな防水性。
両面シルナイロンには無いメリットとして、シームテープが貼られているというのが利点ですね!
シルナイロンの裏地はPeUというコーティング素材。
PUとの違いは、水素(H)分子を持たないことによる、水との結合拒否。
つまり加水分解をしないというスバラシさ。
詳しくは下記の記事をご覧ください!
細かいパーツも抜かりないのがNEMO
これはホーネットオズモのものですが、ポールエンドとか室内だとかが、快適に使えるようになっています。
パチッと気持ちよくハマる構造から、カンタンかつ屈強なセッティングまで。
細部もこだわっていくのが、NEMOスタイル。
価格が高騰したのは仕方が無いか…
とはいえ、良いことばかりではありません。
NEMOに限った事ではありませんが、軒並み価格は向上しています。
物価の高騰と、為替の関係でしょうね…
それでもこの知名度と完成度でいうと、NEMOは安いとすら感じてしまうかも。
とりあえず先に、ハバハバシールド1Pの価格でも見ておいてください(笑)(笑)
タニ オズモ
分類 | 山岳テント |
最小重量 | 1,120g |
本体 | 15Dナイロン/メッシュ |
フライ | OSMO™リップストップ |
フロア | OSMO™リップストップ |
ポール | DAC NSL(旧タニ情報) |
歴代最強
みんなこれにしなよ(笑)
こちら、海外NEMO officialサイトには売っていない、日本向けの山岳テント。
イワタニのホームページには記載していませんが、おそらく旧型と同じと考えるとポールはDACかと思われます。
非メッシュテントでポールも丈夫。
前室も広々。
吊り下げ式&充実のベンチレーションで、耐風性と快適性を同時に確保しています。
ぶっちゃけ快適性能って、重要。
新型のロック機構は、カンタン設営で強度にも優れるよう。
まさに完全に進化した、フラッグシップテントですね!
お値段は張りますが、これでもMSRより15,000円も安いです。
加水分解しないという大いなる利点(国産テントは未だPUコーティングを使用)を考えると、価格差を埋めるだけの性能と思っています。
NEMOのテントはヒルバーグ同様、一生モノのテントの時代です。
アトム オズモ
分類 | 山岳テント(安い) |
最小重量 | 1,280g |
本体 | 40Dナイロン |
フライ | OSMO™リップストップ |
フロア | 68D PeUポリエステル |
ポール | 不明 |
十分すぎる性能
ぶっちゃけタニは高いので、コッチでも十分っちゃア十分。
フライは最新素材のOZMOを使っているので、新型の恩恵を十分に搭載します。
フロアはタニと違ってOZMOではないですが、68Dという十分な厚み。
PeUを使っているという事から、フライ・フロアどちらも加水分解対策済。
ポールは前作はユナン製でしたが、今回はどうでしょう?
ユナンもDACに性能は並びます。
(エスパースはユナンを使用)
▶DAC ユナン イーストン 3大ポールメーカーについて
価格や構造を考えると、モンベルのステラリッジと同等スペック。
加水分解しない素材ということで、モンベルステラリッジの上を行くテントであると、僕は考えます。
なのに価格はほぼ同じ。
安すぎるぜ、アトムオズモ!
ホーネット オズモ
分類 | 超軽量テント |
最小重量 | 820g |
本体 | 15Dナイロン/メッシュ |
フライ | OSMO™リップストップ |
フロア | OSMO™リップストップ |
ポール | DAC NSL |
これ買った
ここまで性能低下と価格上昇を抑えた、超軽量テントを僕は他に知りません。
820gという鬼軽量なのにダブルウォール。
しかもポールはDAC NSL。
(ステラリッジと同等)
新素材のOZMOなので、格子状のポリエステルが強度を保証します。
削る部分は削り、削りたくない強度や耐久性を残したテント。
それがホーネットオズモ!
軽量テントをお探しであれば、他と比較してみるのもアリかもしれませんね!
▶【ダブルウォール自立式】999g以下の超軽量テント一覧
とはいえ大きなデメリットも存在するので、詳しくはレビュー記事をご覧頂きたいです!
また、ホーネット系は「エリートオズモ」と「ストーム」が存在します。
どれが良いか、コスパを含めて判断したいですね!
▶NEMOの山岳テント9種類比較まとめ
ドラゴンフライ オズモ
分類 | チャリ・カヌー用 |
最小重量 | 1070g |
本体 | 10DナイロンRS/メッシュ |
フライ | OSMO™リップストップ |
フロア | OSMO™リップストップ |
ポール | DAC NFL |
コレやばい
バイクツーリング、カヌー旅行用とは謳っていますが、正直言って登山用に通用するスペック。
天井収納、ライト用ポケットに加え、
この子にしか存在しない、着替えを乾かしておくループ。
NEMOはこういった、基本性能+@の素敵装備が充実しているんですよ。
使い込むほどに味の出るテント。
それがニーモだとも思っています。
前室半分だけ、荷物置きにできるこのシステム。
めちゃくちゃ素敵やん?
チャリ用という事もあってこのループ。
登山用でも使いよう在りそう。
それなのに、ホーネットに次ぐ1070gの超軽量。
まじでぶっ壊れ性能。
ヘキサライト EVO 6P
分類 | 加水分解しないキャンプ用 |
最小重量 | 3.35㎏(+ポール) |
本体 | 68D Sil/PeU |
はい!
ヘキサライト買うなら、間違いなくコッチにした方がいいです。
前作(まだ同時販売中)のヘキサライト6Pとの違いは、ただ軽いだけではありません。
Sil/PeU素材という、加水分解に強い素材というのがメインでしょう。
メルカリでヘキサライト見てると結構早い段階で加水分解してるな。
— TEKE-METAL (@teketeke_surfer) June 10, 2022
Twitter報告はどれでもよかったのですが、旧作は加水分解報告が多いです。
加水分解に弱い6万円のテントか
加水分解に強い8万円のテントか
しかもコッチは軽い。
(Silなので薄いけど強いはず)
どちらを選ぶかは、あなた次第!!
オーロラ ハイライズ 4P
分類 | ファミリーキャンプ |
最小重量 | 6.25kg |
本体 | 150D PUポリエステル |
フライ | 68D PUポリエステル |
フロア | 150D PU ポリエステル |
ポール | アルミ |
素材は格安品よりは優れているとは思いますが、別段紹介するものでも無さそう。
あえて強調するならば、コンセプトでしょうか?
テント内で立って歩き回れるほどの広々とした居住空間とシンプルなセットアップ、鮮やかなカラーリングでキャンプの楽しみを広げるテントです。
イワタニ
コレの定番カラーは、チェック柄が可愛いフロアの、ブルーカラー。
それの落ち着いた色、マーシュが2023年に新作として出ましたよ。
といった具合。
ファミリー層にはちと、お高いでしょうね。
以上!2023年新作 NEMOのテント達でした!
山岳テントは、これで軒並みOZMOファブリックになりましたね!
キャンプ用に関しても、人気のテントは良い素材が使ってあります。
コスパ&定番的にはモンベルやアライテントが脳死で選ばれる傾向にありますが、NEMOはほんっと穴場な良テントだと思っています。
流行りの軽量ULテントのような危うさはなく、どれも完成度の高いNEMO。
それでいて、価格も性能にしては安く思えます。
2023年に新作になった今、間違いなく買い時かなと思っています!
では!!