どうも!アバウトドアです!
最近僕がハマっている、というか目をかけているNEMOのテント。
2022年より進化が始まり、2023年には足並み揃えてすべてのテントが進化しました。
NEMOのテントは高いくせに加水分解する
そんなセリフはもう、過去の話。
一掃して生まれ変わったNEMOのテントは、テント選びで絶対にチェックすべきブランドの一つと思っています。
一体NEMOは何が変わったのか?
加水分解をどう克服したのか?
そんな話を交えながら、最高峰のブランドをご覧になってください!
完成度が高くて軽量なものが多い
テントは加水分解を克服しました
NEMOのテントが加水分解を克服した!
そんな話は既に有名な話。
(と、勝手に思っている)
2022年に日本上陸し、2023年に軒並み置き換わった素材。
OZMOファブリック!
雨でも結構なパリッと感を維持するこの素材。
ポリエステルとナイロンの複合素材とのことで、強度と軽量性のいいとこどりをした素材。
要するに、日本を含む世界のテント業界を引っ張り上げるポテンシャル。
そんな技術をぶっこんできたニーモは、個人的には最近めっちゃ注目のブランド。
細部へのこだわりがハンパ無い
NEMOのイイトコロは、素材だけではありません。
これなんかはDACと共同開発したポールエンド。
パチッと気持ちよくハマります。
設営しやすく、構造もシンプルに。
NEMOは細部への配慮も結構欠かせません。
フライを巻き上げるやつ、片手でできるという優れモノ。
少なからずイラついた人は多いはず。
超軽量テントでも、この辺りをカットしないのが凄い。
ギアポケットの位置とか大きさも素敵なんです。
ポールはDACがほとんど
低コストのものはYUNAN製もありますが、ここで紹介するそれ以外はDACのポールです。
基本はモンベルステラリッジと同じ、DAC NSL。
超軽量テントの場合、ビッグアグネス等と同じのDAC NFLを使用しています。
どちらもよっぽど折れませんが、より安心なのはNSLですね。
▶DACのポール NSFとNFLについて
【高いと思っていた】思ったよりNEMOって安い
NEMOってアメリカのブランドだし、クソたけぇイメージありました。
いや、最近僕の感覚が狂っているだけかも。
昔は確かに、4万円台でも高く感じていました。
(金銭感覚は昔と変わらないよ!!w)
最近はこういったテントの見過ぎでしょうか?(笑)
加水分解しないテントというのもあり、
あれ?NEMOお得じゃね?
なんて思うようになり始めました。
洗脳です。
海外はほとんどMSRかNEMO
これは意外か、それとも当然か。
ヨーロッパのキャンプ場では、NEMOとMSRで半分以上を占めていました。
日本で言うところの、モンベルとアライテント。
むしろその二つは、どこにも見当たらない。
やはり世界基準で言うと、NEMOとMSRが2トップなのでしょう。
【軽量順】NEMOのテントを比較してみた
テント | 重量 g | 価格 ¥ | ひとこと |
---|---|---|---|
ホーネットエリートオズモ | 657g | 70,400 | 全トップ |
ホーネットストーム | 760g | 48,400 | 破格 |
ホーネットオズモ | 820g | 61,600 | 軽量イチオシ |
ドラゴンフライオズモ | 1070g | 71,500 | 一応チャリ用 |
タニオズモ | 1120g | 72,600 | ハイエンド |
ステラリッジ(モンベル) | 1140g | 51,700 | 比較基準 |
アトムオズモ | 1280g | 53,900 | コスパ良 |
アトム | 1280g | 42,900 | 僕ならオズモ |
ダガーオズモ(2P~のみ) | 1530g | 74,800 | 上位版ルナドーム |
クナイ(2Pのみ) | 1710g | 81,400 | やや重いか |
657g ニーモ ホーネットエリートオズモ
最小重量 | 657g |
本体 | 15Dナイロン/メッシュ |
フライ | OSMO™ RS |
フロア | OSMO™ RS |
ポール | DAC NFL |
ホーネットエリートは、ダブルウォールテント最軽量という誇り高き称号を冠しています。
正確に言えば、半自立式。
2か所ペグダウンが必要とはいえ、ほぼ自立式です。
とりあえずこの3分動画を見ていただくと、そのカッコよさにまずそそられます。
まずはカッコよさに触れてください(笑)
ダブルウォールテントでブッチギリの軽さを備えているのにもかかわらず、居室や前室は快適そのもの。
唯一不安な点があるとするならば、ポールでしょうか?
DACではあるのですが、NFLを使っています。
多くのULテントに使われている素材なので、通常の軽量テント並の強度が欲しいのであれば、後述のホーネットオズモが価格的にも丁度いいかもしれませんね。
760g ホーネットストーム
最小重量 | 760g |
本体 | メッシュ/10Dナイロン |
フライ | 10D Sil/PeUナイロン |
フロア | 15D Sil/PeUナイロン |
ポール | DAC NFL |
性能と価格面を考えると、圧倒的にお得なのがホーネットストーム。
エリートが2022年、オズモが2023年新作として出てきているので、おそらく旧型のこいつは価格据え置きというスタンスなのかと。
それがねらい目。
基本的には構造は兄エリートと同じ。
(パーツは微妙に違います)
違いがあるとすれば、ストームだけ非メッシュ。
大型メッシュも備えているという事もあり、日本の山岳シーンにはかなり好まれるスタイルじゃあないでしょうか?
新型に拘らない場合は、ストームがかなりお得な値段ですね!
これで760gとは…
ただし、こちらもやはりDAC NFLを使っています。
強度としては十分ですが、次のオズモのほうが丈夫になります。
820g ホーネット オズモ
最小重量 | 820g |
本体 | 15Dナイロン/メッシュ |
フライ | OSMO™リップストップ |
フロア | OSMO™リップストップ |
ポール | DAC NSL |
これ買った
ここまで性能低下と価格上昇を抑えた超軽量テントを、僕は他に知りません。
820gという鬼軽量なのにダブルウォール。
しかもポールはDAC NSL。
(ステラリッジと同等)
新素材のOZMOなので、格子状のポリエステルが強度を保証します。
削る部分は削り、削りたくない強度や耐久性を残したテント。
それがホーネットオズモ!
軽量テントをお探しであれば、他と比較してみるのもアリかもしれませんね!
▶【ダブルウォール自立式】999g以下の超軽量テント一覧
とはいえ大きなデメリットも存在します。
購入を検討される場合は、レビュー記事を見て頂けるといいと思います!
1070g ドラゴンフライ オズモ
分類 | チャリ・カヌー用 |
最小重量 | 1070g |
本体 | 10DナイロンRS/メッシュ |
フライ | OSMO™リップストップ |
フロア | OSMO™リップストップ |
ポール | DAC NFL |
コレやばい
バイクツーリング、カヌー旅行用とは謳っていますが、正直言って登山用に通用するスペック。
DAC NFLという点では、メインは登山ではないか?
(といってもDACなのでそうそう折れない)
天井収納、ライト用ポケットに加え、
この子にしか存在しない、着替えを乾かしておくループ。
NEMOはこういった、基本性能+@の素敵装備が充実しているんですよ。
使い込むほどに味の出るテント。
それがニーモだとも思っています。
前室半分だけ、荷物置きにできるこのシステム。
めちゃくちゃ素敵やん?
チャリ用という事もあってこのループ。
登山用でも使いよう在りそう。
それなのに、ホーネットに次ぐ1070gの超軽量。
まじでぶっ壊れ性能。
変わり種としては、性能含めて優秀すぎるテントです。
1120g タニ オズモ
最小重量 | 1,120g |
本体 | 15Dナイロン/メッシュ |
フライ | OSMO™リップストップ |
フロア | OSMO™リップストップ |
ポール | DAC NSL(旧タニ情報) |
歴代最強
みんなこれにしなよ(笑)
こちら、海外NEMO officialサイトには売っていない、日本向けの山岳テント。
イワタニのホームページには記載していませんが、おそらく旧型と同じと考えるとポールはDAC NSLかと思われます。
非メッシュテントでポールも丈夫。
前室もちゃんと広いです。
吊り下げ式&充実のベンチレーションで、耐風性と快適性を同時に確保しています。
ぶっちゃけ快適性能って、重要。
新型のロック機構は、カンタン設営で強度にも優れるよう。
まさに完全に進化した、フラッグシップテントですね!
加水分解しない素材は優秀。
NEMOのテントはヒルバーグ同様、一生モノのテントの時代です。
1280g アトム オズモ
最小重量 | 1,280g |
本体 | 40Dナイロン |
フライ | OSMO™リップストップ |
フロア | 68D PeUポリエステル |
ポール | 不明 |
十分すぎる性能
ぶっちゃけタニは高いので、コッチでも十分っちゃア十分。
フライは最新素材のOZMOを使っているので、新型の恩恵を十分に搭載します。
フロアはタニと違ってOZMOではないですが、68Dという十分な厚みなので心配ご無用。
PeUを使っているという事から、フライ・フロアどちらも加水分解対策済。
ポールは前作はユナン製でしたが、今回はどうでしょう?
ユナンもDACに性能は並びます。
(エスパースはユナンを使用)
▶DAC ユナン イーストン 3大ポールメーカーについて
DACにせよユナンにせよ、山岳で十分通用するポールです。
価格や構造を考えると、モンベルのステラリッジと同等スペック。
加水分解しない素材ということで、モンベルステラリッジの上を行くテントであると、僕は考えます。
なのに価格はほぼ同じ。
1280g アトム
最小重量 | 1,280g |
本体 | 40Dナイロン |
フライ | 20Dシル/PUナイロン |
フロア | 75D PeUポリエステル |
ポール | YUNAN |
こちら、前述のアトムオズモと同じ重量にして、旧モデル。
フロアはPeUなので加水分解に強いですが、フライはどうやらPUと書かれています。
これではもしかして、加水分解に耐えうる性能は持っていないかも。
かなり安いのでそそられますが、個人的には新型のアトムオズモを推したいところ。
1530g ダガーオズモ 2P
最小重量 | 1530g |
本体 | ナイロン/リップストップメッシュ |
フライ | OSMO™ リップストップ |
フロア | OSMO™ リップストップ |
ポール | DAC NSL |
日本に上陸した、初代OZMO。
なぜコイツが最初にOZMO化したのかは分かりませんが、2人用テントとして使いやすいテント。
重さはステラリッジより300g増えますが、その分の快適性は保証されそう。
出入口2つというのも、寝る人を考えた構造ですね。
特にこの広い全室と、物置スペースが気に入りました(笑)
1710g クナイ2P
最小重量 | 1710g |
本体 | 20D ポリエステルRS/メッシュ |
フライ | 15D Sil/PeUナイロンRS |
フロア | 30D PeUナイロンRS |
ポール | DAC NSL |
2020年にアップデートしたテントですが、2人用としては結構重い部類。
2㎏以下が軽量とされていますが、昨今の軽量化ブームに後れを取る印象。
出てきた当初は
「おお!欲しいっ!」
ってなりましたが、最近はそうでもありません。
ただ、めっちゃ広いので、快適性重視の方はダガーオズモが比較対象になりそう。
一生モノのテントを!
一生モノのテントとは、今までヒルバーグだけが名乗っていた印象です。
それも昔の話になり、NEMOを含めてMSRや多くのガレージブランドが「一生モノのテント」と化しています。
定番の国産ブランドで決めてしまう事もあるかと思いますが、せっかくなのでお気に入りを見つけてみるのもいいかもしれませんね!
よければ以下のテント記事もご覧ください!