GoProに新作が出たという事で、HERO 13とInsta360 Ace Proの比較記事です。
スペックを比較した記事は幾つかありますが、おそらくどれよりも詳しい記事に仕上がったと思います!
なかなか他では見れない、詳しい比較内容は以下↓
- タッチ感度
- 起動時間
- スロー再生
- 低照度手振れ補正(低照度ノイズ)
- 同条件かの熱暴走までの時間比較
- アプリ性能
などを含む、20種類の項目を比較してきました!
肝心な画質や動画性能は、画角ごとの比較はもちろんのこと。
フレア(太陽光の影響)の有無やズーム耐性、夜間撮影は「低照度ノイズ」や「夕方の撮影」まで、細分化した比較を心がけました。
詳しく比較したい方は、ぜひともじっくりとどうぞ!
【新情報?】Ace Pro 2のリークについて
Insta360の新製品、Ace Pro 2のリーク情報を入手しました。
- 10月発売?
- オーディオの強化
- 取り外し可能なレンズガード
- 157°の視野角(アクションカメラ最大⁇)
- デュアルAIチップ(処理エンジン強化⁇)
などなど、かなり気になる変更ポイントもありそうです。
いずれにせよ、HERO 13とAce Proの比較で気になっている方にとっては、重要な選択肢となりそうですね!
2024年新作のHERO 13か、もはや定番のAce Proか?
今アクションカメラの覇権を取っているのは、おそらくGoProとAce Proの2機種でしょう。
従来の定番であるGoProは言うまでもありませんが、2023年に突然リリースされたAce Proは、2024年になって急に売れ始めた印象です。
Xで「GoPro Ace Pro」と検索すると分かるのですが、2024年上半期は、性能で比べてAce Proを選んでいるユーザー圧倒的に出てきます。
そこに新作として投入されたGoPro HERO 13ですが、Ace Proを超えられるか?
という側面に注目されがちですが、HERO 13はAce Proに真っ向勝負は挑んできませんでした。
どちらかというとHERO 13は、「アクションカメラをより尖らせてきた」事と、「オプションパーツで対応」してきた感じになりました。
まずは冒頭に、HERO 13とAce Proのざっくりとした住み分けに触れてみます!
基本的にはHERO 12と変わらず
期待されていた熱暴走についてですが、結論は思ったほど変化が無かったです。
というか撮影によってはHERO 12の方が長く撮影できたので、快適な撮影に関してはAce Proの方がやっぱり安定かな…
といった所。
同条件で撮影した結果も記載しているので、後に紹介しますね!
HERO 13の面白い試み
バーストスローモーションという新たなハイパースロー再生を搭載したことで、HERO 13はさらにアクション性能を尖らせた印象。
だったのですが、実際に使ってみるとかなり使いにくいとも感じました。
とはいえアクション性能はHERO 13が上回るポイントも多いので、これらに関しても紹介します。
一般ユーザーが使いやすいのは、やはりAce Proか
GoProはサーファー出身に対し、Isnta360の創設者はクリエイター。
動画や写真コンテンツとして楽しめる製品、更には多くの一般ユーザーが使いやすいと感じるのは、結局のところAce Proの方でした。
軽さとアクション性能に関して言えば、HERO 13にも利点はありましたね。
タッチ感度や起動速度など、細かい使いやすさも全て比較していますので、これらについても見て頂ければと思います。
Insta360の無料特典&割引情報!
公式サイトからInsta360製品を購入することで、割引や無料特典が得られます。
人気製品としては下記の内容となります↓
Ace Pro:67,800 → 52,800円(15,000円OFF)
無料特典:スクリーンプロテクター&Insta360水筒
→Ace Proを公式サイトでチェック
X4
無料特典:114cm自撮り棒+Insta360水筒
→X4を公式サイトでチェック
GO 3:60,500円 → 47,900円
無料特典:収納ケース&Insta360水筒
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下記リンクからの公式サイト購入のみの特典となっております。
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※移動後は特典が追加されているかのチェックをお願いします。
スペック比較
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
価格 | 68,800円 | 67,800円 |
センサーサイズ | 1/1.9インチ | 1/1.3インチ |
F値 | F2.5 | F2.6 |
レンズ | (記載なし) | ライカレンズ |
ISO | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 5.3K | 8K |
スロー性能 | 5.3K/120fps | 4K/120fps |
バーストスロー | 15秒間の撮影 | なし |
広角 | より広角 | 歪みが少ない |
写真解像度 | 2713万画素 | 4800万画素 |
夜間性能 | 低い | PureVideo |
耐水性 | 10m | 10m |
モニター | 両面 | フリップ可能 |
マウント | 1/4インチネジ (マウント別売) | クイックリリース |
デジタルズーム | 画質劣化あり | 画質劣化なし |
水平維持機能 | 4K広角 | 4K挟角 |
対応温度 | -10°C〜35°C | -20°C〜40°C |
バッテリー | 1900mAh | 1650mAh |
熱暴走 | まだ弱かった | 強い |
マイク | 3 | 3 |
重さ | 154g | 179.8g |
まずはスペック表から。
表現は感覚的にアレンジしていますが、こちらは他でも確認できると思うので、ざっと目を通して頂ければと思います。
ここからはおそらく、当サイトでしか検証しないような細かい比較が出来ているかと思います!
では、ご覧ください!
画質の比較
一番気になるところだと思うので、画質から見ちゃいましょう!
左がHERO 13の写真、右がAce Proの写真になっているので、スワイプして確認してみてください。
日中性能(歪み補正)
まずはVlog撮影ユーザーが多く使うであろう、通常の広角から。
Goproでは「リニア」、Ace Proでは「デワープ」の画角設定で、どちらも歪みが少なく見やすい広角が特徴。
日差しの強い日だったので、光に対する処理能力や色の鮮やかさなんかに注目したいです。
良くある撮影シーンながら、十分な光を取り込める日中は、どちらも画質は最も良く映ります。
好みはあるかと思いますが、Ace Proの方が強い光に影響されず、立体感のある表現は出来ているかと感じました。
Ace Proが暗いと思う方は、露出(明るさ)は設定で上げることも出来ますね。
日中はどちらも差が出にくいですが、太陽のように強い光に当てると性能差が出ます。
見てお分かりの通り、光の処理能力はAce Proが圧倒的でした。
HERO 13の先ほどの写真が白っぽかったのは、光の反射によるカスミに近い減少かもしれません。
Ace Proは1/1.3インチという大型センサーを搭載しているので、ダイナミックレンジの広さによる優位点かと思われますね。
広角性能
コチラは両社の最大広角画質。
アクションカメラ最大の156度の視野角を持つHERO 13は、やはり画角の広さは優位です。
画角の広さを活かした「アクション撮影」は、HERO 13の方がダイナミックさを演出できると思われます。
ただ、画面端の家などは歪みが顕著なのが分かります。
HERO 13の広角はアクションスポーツには向きますが、自撮り・物撮り・風景撮影などには向かないのはこのためですね。
広角側でも太陽フレアの影響は見られますね。
HERO 13は太陽付近と画面下部に白くフレアが写っています。
白飛びやフレアは安いアクションカメラにもより顕著な現象なのですが、違いは恐らくレンズでしょう。
Ace ProはLEICAとの共同開発をした本気レンズ(LEICAはバチクソ高級メーカー)を使っているので、多分何かが違うはず(笑)
↓動画でもどうぞ確認してみてください!
※動画は通信環境の良い場所で、画質を最大にして再生してください。
夜間性能
続いて比較するのは、夜間画質の比較。
Ace Proの方は低照度撮影用の「Pure Video」の設定で撮影、どちらも画角は歪み補正です。
低照度撮影といえど、暗い場所がハッキリと映るだけではありません。
ライトの強さも適切に抑えられているので、Ace Proの方はLED看板もハッキリと表現されているのが分かります。
画像では分かりにくいのですが、夜間は手振れ補正にも影響します。
特に走ると顕著なのですが、低照度下では電子手振れ補正が上手く機能しないため、HERO 13は非常に見にくい映像となりました。
薄暗い場合にも、画質の差は出やすい傾向にありますね。
上の写真は夕暮れ直後の、おおむねAce Proの見た目とほぼ一致した頃の撮影です。
Pure Videは夜間のみならず、多少の低照度下でも機能することが分かりました。
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接写性能(HERO 13)とクラリティズーム(Ace Pro)
接写性能
HERO 13は別売りでマクロレンズが購入できるので、今まで苦手だった「接写」がアクションカメラで出来るように。
ちなみにですが、アクションカメラはどれも接写が超苦手。
これは面白い試みだと、個人的には思いました。
とはいえこのレンズは2万円以上するのと、そもそも「iPhoneやandroidで良い」っていう声がどうやら多め。
レンズ交換の手間・手動ピント合わせの手間・GoProとのそもそもの相性などなどを考えたいところ。
手動は面倒ですが、ガジェット好きとしてはそそられるユーザーもいるかもしれませんね。
クラリティズーム
一方で、8Kを備えたAce Proは、クラリティズームという「画質を落とさないデジタルズーム」が搭載されています。
タップ一つで切り替えも可能なので、より手軽な機能と言えますね。
クラリティズームはiPhoneカメラのように、撮影中にも切り替えが可能。
アクション中に使う事はほぼありませんが、Vlog撮影中には僕自身もそこそこ使う機能だなと感じています。
やはり、GoProとはターゲット層が若干違うのかな?
そんな印象。
手振れ補正
手振れ補正は、HERO 13もAce Proのどちらも性能は良く、ほとんどのユーザーが満足する水準でしょう。
ですが比較するとHERO 13の方がブレ補正は自然で、雑に持って走ると、性能差が見られますね。
マウンテンバイクやトレイルランニング等、激しいスポーツにおける性能は、HERO 13が適していると感じます。
一方で、Vlog撮影やバイク・自転車程度の手振れにおいては、Ace Proとの差は分かりません。
水平補正(45度以上)
ブレ補正に関しては、45度以上の水平維持補正がHERO 13に優位性があります。
水平補正機能をMAXに設定した際に、HERO 13は「リニア」、Ace Proはそれより画角の狭い「挟角」を選択することとなります。
どちらも水平補正機能は備わっていますが、45度以上の水平補正、つまり360度回転を含む水平補正は画角的にHERO 13が強いです。
一般ユーザーにとってはオーバースペックと思われる水平補正ですが、スキー・スノーボードなら必要とするユーザーも一定数考えられそうです。
いずれにせよ手振れ補正機能は、HERO 13の方が激しいアクションに適応しやすい。
と考えると良いでしょう。
スロー再生
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
4K | 120fp | 120fps |
2.7K | 240fps | 120fps |
1080P | 240fps | 240fps |
5.3K | 120fps(5秒) | |
900P | 360fps(15秒) | |
720P | 400fps(15秒) |
HERO 13には新たに「バーストスローモーション」が追加され、最大で13倍のスロー撮影が可能になりました。
最初はアクション性能をさらに高めたと思ったのですが、実際に使ってみるとかなりの欠陥を感じます。
- 15秒しか使えない
- 無料編集ソフト(CapCut等)非対応
- 画面が挟角になる
と、かなり致命的な使いにくさを感じましたね。
CapCutのような無料ソフトは、1/10までしか対応していないですし、GoProアプリも速度調整は有料アカウント限定。
そのうえ、上記の動画(13倍スロー)のように挟角になってしまうので、アクションカメラの良さはほぼ消えてしまいます。
しかもボタンを押して15秒で勝手に止まるので、誰かが撮ってくれないと、一人でアクションするには難しすぎました。
Ace Proにも備わっている120fpsで十分なスローが撮影できるので、わざわざ画質を落としてまで8倍以上のスローを撮影したいユーザーはほぼ少ないんじゃないでしょうか。
外観・仕様の比較
続いては外観の比較。
スクリーンとか、マウントとか、ユーザーによっては使いやすさも違ってくる項目ですね!
スクリーン
スクリーンは、HERO 13は両面スクリーン、Ace Proはフリップを採用。
アクションカメラは広角なので、自撮り撮影の時なんかはどうしても画面が見にくくなります。
特に自撮り棒に付けて、天気の良い日に自撮りをする際なんかは、画面が大きい方が確認しやすいですね。
個人的に好きなのが、マウント無しでも直置きしやすいこのやり方(本来とは多分違うけど(笑))
出先でサッとポケットから出して、こんな撮影をするときに便利ですね。
マウント
HERO 13は基本は1/4ネジ採用で、オプションでクイックリリースを採用。
クイックリリースが基本になって来ているので、GoPro側もこれは採用せずにはいられなかったものと思われますね。
これはかなりナイスなのですが、別売り4,200円。
実質ほぼ必須レベルに使うと思うので、GoProは実質70000円超えと考えて良さそう。
ただし、2パターン選べるというメリットが、HERO 13にはあるのも事実。
マウント取り付け時はネジだけのシンプル構造に出来るので、総重量の節約になりますね。
バイクや自撮り棒ではこの恩恵はほぼありませんが、僕が考えるに「ヘルメットに取りつける際」に恩恵があると感じました。
実際大型化してきたアクションカメラは、ヘルメットに付けると存在感を感じるので。
やはりGoProは、メインターゲットは「アクションユーザー」なのでしょう。
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重さ・大きさ
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
重さ | 154g | 179.8g |
先ほど総重量の話をしましたが、カメラ単体でもHERO 13は比較的軽いです。
HERO 13の方が25.8g軽いので、やはりヘルメットに付けるにはGoProが楽ですね。
手持ち撮影ではあまり気が付きません。
バッテリー性能
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 1900mAh | 1650mAh |
重量はHERO 12と変わらず軽いままを維持したHERO13ですが、バッテリーを増量してきたのは驚きでした。
割と技術力が要りそうなので、これは素直に称賛しても良いかなと感じましたね。
ですが、必要なのはスペックでは無く、実際の性能です。
HERO 13とAce Proの熱暴走と耐寒性能
かねてより、GoProの
弱点だったのが「熱暴走」ですね。
HERO 13になってヒートシンクを搭載したので、性能向上を期待する声は多いハズ。
熱暴走の比較
という事で、同条件で実験を行ってみました(参考までにHERO 12も)。
撮影条件は下記
- エアコン27度設定
- 4K120fps(統一できる最も高負荷)
結果は以下の通り↓
HERO 12 | HERO 13 | Ace Pro |
---|---|---|
26分 | 22分 | 1時間1分 |
…
おい!!(笑)
まさかのHERO 12以下なんてことはあるかい。
HERO 13が真ん中に位置していたので、もしかしたら両隣の熱を受けたのか?
と思ったので、一度クーラーに当て続けて、カメラを冷やした後に再度カメラを離して測定。
HERO 12 | HERO 13 |
---|---|
38分 | 36分 |
…
という事で、熱暴走までの所要時間は、まだまだAce Proの方が強いという結果となりました。
今回の測定は「高負荷撮影」だったので、屋外炎天下の4K30fps撮影とかだとまた変わってくるかもしれません。
耐寒性能
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
対応温度 | -10〜35°C | -20~40℃ |
重要なのは耐寒性能で、Ace Proの方が寒冷地に強いバッテリーです。
実際ウィンターシーズンの撮影時に、HERO 12とAce Proでバッテリー消耗の差は感じられています。
ウィンタースポーツを行う方なんかは、対応温度は意識した方が良い項目かもしれません。
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操作性の比較
使いやすさは、高負荷撮影や過酷な環境下だけではありません。
操作性や普段の使いやすさは、実際に使い続ける上でのストレスレベルに直結する重要な項目。
起動時間
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
起動時間 | 3.5秒 | 2.5秒 |
起動時間はAce Proが1秒早い、ボタンを押してから2.5秒という結果に。
HERO 12はおおよそ4秒だったので、GoProの方も改善はしているようですが、それでもAce Proに慣れてしまうと遅いと感じますね。
試行回数が多い項目なので、ストレスレベルに結構関わります。
タッチ感度
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
タッチ感度 |
タッチ感度は、Ace Proの方が明らかに良いです。
HERO 13のほうはタッチしてからコンマ数秒の誤差を感じるので、それが誤タッチに繋がる感じ。
慣れれば問題ないと思いますが、昨今のiPhoneなどをイメージすると、HERO 13のモニターは改善の余地ありだと感じました。
音声制御とジェスチャー制御
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
ボタン制御 | ||
音声制御 | ||
ジェスチャー制御 |
カメラ制御はボタンの他に、音声制御がどちらもありますね。
加えてAce Proにはジェスチャー機能が備わっているのですが、「手のひら」で動画撮影、「ピース」で写真撮影が行えます。
体感的には音声よりジェスチャー制御の方が使用頻度は多く、使いやすいですね。
どれも無くても良い機能ではありますが、バイクユーザーにとってのジェスチャー制御は大きい存在かもしれません。
アプリの連携性
HERO 13 | Ace Pro | |
---|---|---|
接続安定性 | ||
無料編集 |
アプリ接続の安定性は、どちらも優れています。
これはHERO 12からですね、Insta360と同程度の接続安定性を確保するようになりました。
一方で、無料編集機能はInsta360アプリにしか備わりません。
GoPro Quikの編集機能は確かに優秀ですが、ほぼ同等のAI編集機能がInsta360アプリに無料で備わっています。
↑Ace Proで撮影した動画を、無料ソフトで編集した動画です。
夜間撮影も含め、Insta360の良い所が表せられているかとおもいます。
ではここから、HERO 13とAce Proがそれぞれどんなユーザーに適しているか、見ていきましょう。
Vlog撮影・よりライト層
Vlog撮影ユーザー・ライトなユーザーはAce Proほぼ一択
旅行やYoutubeなど、Vlog撮影をメインに想定される方。
登山・自転車・バイク・ウィンタースポーツなど、ライトなアクションユーザーにおいては、性能的にはほぼAce Pro一択となるでしょう。
ハイパースロー再生や水平補正機能こそHERO 13に劣りますが、熱停止までの撮影時間・タッチ感度や起動速度などの各所操作性・画質面など多くの面でAce Proが上回ります。
ゆえにInsta360 Ace Proは、日本を含むアジア勢に人気が増加している傾向ですね。
その上クイックリリースマウントや無料アプリの存在から、HERO 13よりも実質的に安く手に入るのもメリット。
画質の良さ
Ace Proは屋外撮影において、強い太陽光の影響を最小限に抑えます。
1/1.3インチセンサーとLEICAレンズの性能は確かに本物で、好ましい撮影条件下で、より鮮やかでクリアな撮影ができますね。
夜間性能
広いダイナミックレンジと暗所耐性を搭載することで、夜間のみならず、夕方など薄暗い場所での撮影にも対応。
日中~夜間まで、屋外・屋内とシーンを選ばない性能なので、より多くのユーザーに使いやすいと感じられますね。
自撮り性能
スクリーンはフリップさせることが可能なので、見にくい晴天時の画面でも、大型スクリーンで見やすく確認が可能。
広角設定でも画面の歪みは最低限なので、顔や体の一部が歪むという事も無く、自撮りやVlog撮影には使いやすいと感じました。
クラリティズームの存在
画質の落ちないデジタルズームの存在も価値が大きく、タップ一つで表現力の違う映像や写真に切り替えが行えます。
レンズ交換の必要が無いので、すぐに切り替わりやすい自然現象なんかには特に有効だと感じました。
各所使いやすさ
なんだかんだ言って、使いやすいは正義ですね。
タッチ感度と遅延性・熱処理問題・起動速度・アプリの有能性・ワンタッチマウントなど、Ace Proは万人に使いやすいと言えます。
今は特にデジタルガジェットの性能が軒並み上がっています。
こういったストレスの少なさは、現代ユーザーにとって非常に重要視されがちですね。
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アクションに特化したGoPro HERO 13
コアなアクションユーザー、ヘルメットに取りつけるならHERO 13
言ってしまえば苦しい立場にはありますが、HERO 13にも利点はあります。
スロー再生と水平補正、あとは激しいアクションにおける手振れ補正機能については、Ace Proを上回るし性能を持ちますね。
いわばエクストリームユーザーに需要があり、GoProという企業理念ともこれは一貫しています。
ゆえにマウンテンバイクやパラグライダーなど、欧米諸国で人気のスポーツユーザーからは、やはり支持率が高いですね。
アクションユーザーには良い製品
GoProの創設者はアメリカのサーファーなだけあって、アクションに対する特化した性能は、HERO 13にしかない持ち味と言えます。
初のアクションカメラという事でGoProは日本でも売れましたが、そもそもHERO 13は欧米諸国で売られるカメラだと考えれば、気持ちも楽になるかも。
360度カメラやドローンなど脇道に逸れた時期もありましたが、今は開き直って、欧米人気のカメラとして再出発している感じも個人的には受けますね。
軽さと従来のマウント
「ヘルメットに取りつける」という、GoProが初期から想定していた使い方としては、やはり利点を残しますね。
クイックリリースマウントが別売りなのは痛いですが、マウント直結はHERO 13にしか出来ません。
総重量というメリットは確かに存在するので、ヘルメットメインで撮影する場合は、HERO 13に価値がありそうです。
なお、バイクユーザーのようにフルフェイスの場合は重さが気にならないので、熱暴走やジェスチャー機能のあるAce Proを優先した方が良いです。
レンズ交換は面白いが
新しいマクロレンズは、個人的には面白い試みだと感じました。
ただし「レンズ交換の手間」「そもそも用途が違う」「高い」などの声は確かにあるので、必要かどうかは考えて選びたいです。
とはいえオプションとして選べるのは確かなので、気になる方は検討してもいいかもしれません。