モンベルのステラリッジにも飽きてきた
今日この頃。
だれか共感できるかた、見えませんか?(笑)
どうも、アバウトドアです!
そろそろ新しいテントが欲しいなぁ。
なんて思いつつ、いろいろ漁っています。
前より気になっているゼログラムのテント。
2023年新作リニューアルしていたのでまとめてみました!
ちょっとマニアックな解説も含まれますので、テントにこだわる人に、より見てもらいたい記事です。
ちなみにサムネ画像の山は、「エルチャンテン」のフィッツロイ山。
ZERO GRAMについて
ゼログラムは2011年に韓国で創立した、比較的新しいアウトドアブランド。
ライトでより新しいギアを開発するという哲学を持っているらしく、作っているテントもやはり、軽いしなんだか新しい!
そんな印象を受けます。
ZEROGRAM(ゼログラム)は、人が自然に入る影響を限りなく「ゼロ」にしたいという強い意志から生まれました。
ZEROGRAM
2021年からは、Save Earth Save Usをスローガンとして、環境配慮にも積極的に取り組み始めました。
Save Earth Save Usの直訳は
「地球を救え 私たちを救え」でした。
アウトドアっぽくないロゴですが、アポロ月面着陸時に見た青い地球を表しているそうです。
なんだかロマンチック。
ウルトラライトで新しく
それでいて、地球にやさしく。
ゼログラム、僕は好きです。
↑ちなみにZOROGRAMの本国サイトでは、アウトドア用のアパレルが前面に出てきていますね。
日本ではもっぱらテントのイメージでした。
ゼログラムのテント
片面シルナイロン
fly : N/R SILICONE / PU COATED
フライ素材の所にはこのように書かれています。
片面シルナイロン/片面PUコーティングということでしょう。
これは最近、MSRやNEMOなども採用しているコーティングの組み合わせ。
奴らは軒並み加水分解への耐性を得ています。
おそらくゼログラムのテントも、加水分解には強いんじゃないか?
そう考えています。
モノフィラメントインナー
ゼログラムのインナーは、非メッシュでもメッシュでもなく、モノフィラメントと呼ばれる繊維。
モノ(ギリシャ語で1つ)
フィラメント(細い線)ということで、普通の糸とは違う利点があります。
通気性がある
撥水性が高い
モノフィラメントは要するに一本の線なので、内側に水分を含まず、風を止める抵抗感も少ないです。
それゆえに、撥水性と通気性に優れるわけですね!
かといってメッシュでもないので、風がスカスカというわけでも無さそう。
例えば同じ167デシテックスの糸でもモノフィラメントとマルチフィラメントで比較すると圧倒的にモノフィラメントの方が強度があります
センイバナシ
強度も優れるとのことなので、モノフィラメント、最強じゃね?
って思うんですが…
他のブランドではあまり扱わないようです。
今後の情報収集に励みます。
(当ブログは記事更新頑張っています!)
あえて非DACポール
韓国のブランドならDACポールを使っていてもおかしくなさそうなのに…
そう思ったのですが、どうやらわざとかも?
ゼログラムの艶消しブラックポールは「ZEROBONE」と呼ばれるらしく、コーティング工程を省くことで、環境への負荷を軽減しているのだとか。
ゼログラムのテントはどちらもポールが外側。
艶消しブラックの骨組みが見えるのもオシャ。
と、そんな気がしてきました。
追記
前モデルはDACのフェザーライトだったとのこと。
ZEROBONEに変えるだけの気合は感じられました。
おもろい
すごく抽象的な表現ですみません(笑)
後述するのでここではさらっと。
まず定番のエルチャンテンは、フライのみで開放的シェルターが完成。
それなのに、設営時はインナーと同時にセッティングも可能。
カンタンセッティングかと思いきや、自由に楽しめる余裕が素敵です。
スルーハイカーは、1㎏未満の超軽量テントにして、ミニ前室が付属。
雑多としやすい全室部分。
靴と分けておけるなんて…
なんておもしろい!
すき
エルチャンテン1.5(EL CHALTEN)
フライ素材 | N/R SILICONE / PU COATED |
インナー | モノフィラメント |
最小重量 | 1,583g |
インナーサイズ | 210(L)x105(W)x100(H)cm |
価格 | 80,300円 |
1.5というのは、ギリ2人用。
105cmという幅は、ちょうどモンベルステラリッジの1人用と2人用の間。
1583gというのは、昨今のULブームとしては普通軽量の部類。
超軽量テントに関しては、次のスルーハイカーに譲りますね。
エルチャンテンの良い所は何といっても設営システム。
シェルターのようにして、日中開放的に過ごしても良し!
インナーとセットで、簡単セットアップも良し!
もちろんインナーはモノフィラメントで快適。
設営に関しては、説明書きがされていました。
吊り下げ式、ポールエンドは引っかけやすそうですね。
何よりエル チャルテンのロゴが、めちゃくちゃ可愛い。
アルゼンチンのサンタクルス州にある小さな村を「エルチャンテン」と呼ぶらしいですね!
すき
2023年4月より、ニューカラーにバージョンアップ!
毎年色を変えている印象なので、来年は別カラーになっているかも。
2人用、3人用もあります。
スルーハイカー(Thru Hiker)
フライ素材 | 15D N/R silicone/PU coated |
インナー | モノフィラメント |
最小重量 | 978g |
インナーサイズ | 210(L) x 85(W) x 100(H)cm |
価格 | 74,800円 |
なかなか面白いテントを作ってきました。
個人的な最大の特徴は、ミニ前室。
普通ULテントと言えば、数値上の軽さを意識するあまり、多くを犠牲にします。
だのにゼログラムは、わざわざミニ前室を作ってくれたのです!(笑)
もちろんインナーは、より軽いメッシュではなくモノフィラメント。
こだわりたい所に追加機能を付与する辺りに、ゼログラムらしさを感じます。
すき
色はTANカラーの1種類ですが、艶消しブラックポールと相性が良いですね。
最近この手の服装・ザックのULハイカーが多いので、合わせにかかったのかもしれません。