2023年11月、Insta360から新しいアクションカメラ「Ace Pro」が発売されました。
新たにAce Proが気になり始め、アクションカメラの選択肢が3種類に増えた方は多いはず。
もしかしたら、Ace Pro(Insta360)とDJI(Osmo Action 4)で迷っているあなたは、正解かもしれません。
今回は Insta360とDJIのアクションカメラを比較解説していきます!
Insta360が本気のアクションカメラを出した
え、なにこれ、良さそう
アクションカメラと言えばGoProじゃないの?
アクションカメラの定番と言えばGoProのHEROシリーズでした。
今までは。
ですが今回Ace Proが発表されたことで、アクションカメラで Insta360に対抗できるのは、もしかしてDJIの方なんじゃ?
そう思ったりもしています。
まずはスペック表を。
参考までに、HERO 12のスペックも載せています。
Ace Pro | HERO 12 | Osmo Action 4 | |
---|---|---|---|
価格 | 67,800円 | 62,800円 (46,800円) | 44,000円 |
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.9インチ | 1/1.3インチ |
F値 | F2.6 | F2.8 | F2.8 |
レンズ | ライカレンズ | (記載なし) | (記載なし) |
ISO | 100~6400 | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 8k | 5.3k | 4k |
スロー性能 | 4k/120fps | 4k/120fps | 4k/120fps |
写真解像度 | 4800万画素 | 2700万画素 | 1200万画素 |
焦点距離 | 0.35m 〜∞ | 0.39m 〜 ∞ | 0.4 m 〜 ∞ |
耐水性 | 10m | 10m | 18m |
モニター | フリップ可能 | 両面 | 両面タッチ |
マウント | クイックリリース | ネジ固定 | クイックリリース |
デジタルズーム | 画質劣化なし | 画質劣化あり | 画質劣化あり |
対応温度 | -20°C〜40°C | -10°C〜35°C | -20°C〜45°C |
バッテリー | 1650mAh | 1720mAh | 1770 mAh |
充電速度(100%) | 46分 | 1~1.5時間 | 51分 |
マイク | 3 | 3 | 3 |
重さ | 179.8g | 154g | 145g |
パッと見で◎が多いのは、Insta360とDJIのアクションカメラですね。
そうです。
スペックでInsta360に上を取られてしまったGoProではなく、軽量性・耐水性などの別路線でDJIには勝機があると思っています。
※2023年12/20 追記
実機レビューにて、画質面でAce Proが明らかに表現力が高いことが判明したため、スペック比較よりもレビューを先に致します。
Ace Pro と Osmo Action 4 の比較を始めます!
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【※2023年12月追記】実際に比べてみた
スペック比較を前に、まずは実機レビューを行います。
今回レンタル品ではありますが、DJI Osmo Action 4を扱う機会を得ました。
実機比較の結論としては、僕が思っていたよりも両者に違いが出たという事。
結論は以下の通り。
【Ace Pro】vs【Osmo Action 4】
結論
Osmo Action 4 は、画面の見やすさという点で優れる。
色の表現、明暗の再現力など、画質面ではAce Proが優れる。
マウントシステムの使い心地は、同等。
結論としては、Ace Proの表現力がかなり優れる。
という結論とさせて頂きました。
見た目
サイズ感はAce Proが大きく、179.8gと145gの差が出ているなと感じます。
しかしその分、Ace Proはレンズが明らかに大きく、ライカのズマリットレンズも採用。
画質勝負ではこの時点で期待が持てる。
マウントシステム
マウントシステムは、どちらもマグネットを採用したワンタッチ形式。
GoProよりもこの2社のアクションカメラが優れる点として、マウントの圧倒的な使いやすさがウリ。
使用感としては、どちらも優劣つけがたい安定感と使い心地。
どちらもマグネットに吸い寄せられるように装着が可能だが、DJIの方は、ややマグネットが強力すぎる印象。
マグネットの強さとしては、Insta360の程よさが、個人的には好み。
使いどころは非常に少ないと思われますが、縦型にも取り付けられるのはDJIのみの強み。
というより、個人的には保護ケースが存在するというのが、よほどのメリットとも感じられる。
大きさが小さい分、GoProやAce Proには無い、ケースという絶対的安心に包めるのは利点かと。
フリップスクリーン
Ace Proの目立った特徴としては、やはりこのフリップスクリーン。
DJIの縦型マウントより、こちらのフリップスクリーンはメリットが大きい。
ローアングルでの撮影にも向くほか、簡易的な三脚としても利用が可能。
実際に扱ってみると分かるが、このフリップスクリーンの存在は思いのほか偉大だと気づかされます。
後に解説もしますが、強度の面では全く心配はなさそうです。
とはいえ、フリップスクリーンにも弱点がありそう。
スクリーンの綺麗さ
それがこちらの、スクリーンの綺麗さ。
こちらは画面の大きいAce Proが良いのかと思いきや、DJIの画面のほうが鮮明で綺麗。
あくまでも仮説だが、フリップスクリーンを採用することで、モニター部分の画質は妥協せざるを得なかったのかもしれません。
とはいえ重要なのは、画面ではなく画質。
どうやら画質に関しては、両者で多く差がついた気がします。
※追記 Ace Proの作例を置いておきます。
登山に行った際、Ace Proで沢山良い写真を収めることができましたので、その作例を一部おいておきます。
Ace Proはとにかく暗所性能が高く、光の作り方が上手いカメラになります。
太陽に向けて撮影したとしても色は飛ぶことなく、雲海に映ったオレンジの色も綺麗に再現されていますね。
手前の雪の質感についても妥協のない描写力を見せ、この辺りはライカと共同開発したレンズの性能が垣間見えます。
かといって、昨今のiPhoneやandroidのように、無理やり彩度やコントラストを上げ、ぱっと見の華々しさに頼り切った写真にもなりません。
ミストが半分かかった柔らかい景色に関しても、やさしさをそのまま残し、ふんわりとした写真として完成されます。
と思いきや、風の強い稜線側の景色に関しては、強風によって作られた雪のシャープさが再現されているので、本当に同じカメラで撮っているのか?と疑いたくなるほど。
ちなみにGoogleフォトもlightroomも通さず、そのまま書き出したままの写真です。
光量の多い太陽をバックにした、非常に条件の悪い撮影。
手前の雪は陰になっているので、安いカメラや、なんならAPS-C機ですら、黒潰れや白つぶれが起きてしまう条件でしょう。
こういった悪い条件でも、シャドー部とハイライト部の描写を残した写真が撮れました。
画質はAce Proが優位か
Ace ProとOA 4を、同じ三脚でピントが合うようにし、比較してみました。
画角をちょっと間違えたのは、ご了承ください。
なお、公平を期すために、撮影はどちらも1200万画素で撮影(Ace Proは4800万画素を用いず)。
分かりやすいように、2つの厳しい条件を与えてみました。
- 蛍光灯の光が強くなるように設定。
- 小さな文字を用意。
ハッキリと差がついたのは、画質を1/4ほどに縮小したこの画。
DJIのほうは、蛍光灯の強い光で、明らかに文字が見えにくくなっています。
右下のPC画面も白く飛んでしまい、画面が読めませんね。
Ace Proの方は、光に負けずに文字がハッキリと読めるのが分かります。
PC画面についても、文字までは読めないにせよ、雰囲気くらいは掴めますね。
若干角度の問題もあるかもしれませんが、何度か撮影して感じたのは、光に対する感度は Ace Proがかなり強いです。
次はもっと寄ってみました。
ここまで寄れば、DJIも一応は見えますね。
線が細く、拡大したときの文字は読みやすいです。
一方でAce Proに関してですが、文字がぼやっとしています。
Insta360の製品について僕が感じていることを述べますと、めちゃくちゃ拡大したときの画については、やや弱いかなという印象。
逆に言えば、中望遠程度であれば、色や光をうまくまとめて、すべてで平均点以上を出してくる印象を受けています。
360カメラののX3でも、同様の事を感じている所でした。
その意味が分かりやすいのが、以下の拡大。
次は画面右側、筆箱や木目の所を、中望遠にしてみました。
まずはDJI。
綺麗には見えます。
しかし、Ace Proの画を見ると、そうも言えなさそう。
明らかにAce Proのほうが、後ろの木目の再現度が高いです。
その他プラスチックは、プラスチックのような質感が再現されていますね。
右にある、ラメ入りのダサい筆箱の、キラキラした質感などもAce Proの再現度は流石です。
(筆箱は妹のお古です笑)
ホコリを被った感じもよく分かりますね。
また、どちらもピンクの筆箱は外側ギリギリにもかかわらず、Ace Proのほうは画質を落とさず写せています。
手前の木の机に関しても、かなりの差が見られます。
DJIの方は光の部分が飛んでしまっているのに対し、
Ace Pro は木目や色味が何とか分かります。
DJIはのっぺりとした質感になってしまっていたので、表現力はAce Proが圧倒的に高いと言って間違いはないでしょう。
その前提を確認したうえで、元の画像に戻るとよく分かりますね。
Ace Proの再現度に関しては、流石ライカレンズと1/1.3インチセンサーの組み合わせだなと思いました。
なお、GoProとの比較においても、わずかながらAce Proの描写が優れていました。
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スペック比較 【Insta360 Ace Pro】vs【DJI Osmo Action 4】
価格
なんだかんだ重要な項目ですよね。
Osmo Action 4が58,300円なのに対して、
Ace Pro は67,800円という強気価格。
GoPro HERO 12のサブスク込みの割引価格よりも、ギリ100円安いOsmo action 4。
このクラスのアクションカメラ最安値です。
スペックはAce Proが確実に上回るため、差額にして9,500円を払う価値があるかどうか?
ここがポイントになってくるかと思います。
GoProアプリは有料。
Insta360とDJIのアプリは無料。
この点でDJIとは、
アクションカメラにおいてはアプリ差が無い。
そうざっくりとした認識で良いかと。
3社とも自動の動画編集機能が付いています。
センサーサイズ
Ace Pro | HERO 12 | Osmo Action 4 | |
---|---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.9インチ | 1/1.3インチ |
おそらく全ての比較の中で、一番画質に直結してくるのが「センサーサイズ」。
カメラ機材におおよそ150万円ほどかけている僕は、センサーサイズの重要さを知っています。
一眼レフに遠く及ばない理由でもあるのですが。
DJIとAce Proを僕が優遇するポイントとして、センサーサイズが大きいアクションカメラである。
という事が理由として大きく担っています。
Ace Proのセンサーが良いのはもちろんなのですが、Osmo Action 4はこのサイズ感で1/1.3インチセンサー。
そこが凄いなと思います。
1/1.9インチセンサーのGoProは、追う側の立場に回ってしまった印象です。
センサーサイズは両社とも優秀。
レンズ
画質における重要な3本柱としては色々と要素がありますが
- センサーサイズ
- レンズ
- チップ(AI処理能力)
があります。
一眼レフを一つ例に挙げましょう。
②のデカいレンズが付けられること
数十年蓄積されたレンズのノウハウ
この二点も、一眼レフの画質を支えています。
余談ですがiPhoneの画質については、③のチップ(AI処理能力)の性能にヒントがありそうです。
Ace Proに関しては、アクションカメラ業界初
レンズに本気カメラメーカーと共同開発という取り組みが見られます。
しかもお相手はライカ(LEICA)
マジモンの本気メーカーです。
これは前作の Insta360 RS 1 inch でも採用されていますね。
Ace Proレンズに書かれる「LEICA SUMMARIT」の表記。
中古で100,000~300,000円とかします。
共同開発なので本物ではありませんが、名前を冠するだけの気合はあるかと思われます。
Ace Proで撮影した、剱岳の道中の写真。
ブログ掲載用なのでサイズを1/10以下に落としていますが、それでもよく描写されています。
特に背景になっている、右奥の山脈。
質感が良く再現されているかと思います。
先ほどの比較でも、描写の良さに関してはAce Proは一歩抜けたことがわかりましたね。
レンズはAce Proの製品が本気
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暗所性能【ISO/センサーサイズ/F値/AI】
暗所性能を決めるのは
ISO/センサーサイズ/F値/AI性能
最大ISOは3社とも6400。
センサーサイズははDJIとInsta360が同等。
F値は僅かですが、F2.6のAce Pro が優位。
とにかく動画を見てみましょう。
GoProも含めて3社の夜間撮影を比較してみました。
言うより見てもらう方が早いですが、Ace Proは圧倒的に手振れやチラつきが少なく、かつ色味も綺麗でした。
焦点距離
焦点距離というのは
どれだけ被写体に寄れるか、という事。
焦点距離が短い程「寄れる」ので
Ace Proの 「0.35m 〜∞」が他よりわずかながら寄れます。
アクションカメラは構造上、
接写には極端に弱いです。
写真を撮ろうと思った時に、対象物がピンボケするというストレスを、おそらく多々経験します。
Ace Proのほうが
「わずかにストレスが少ない」程度。
どんぐりの背比べ的焦点距離は割とどうでもよく、スペック比較程度に捉えておくとよいかも。
解像度
DJIの動画解像度は4k
対してAce Proは最大で8k
写真解像度も当然比例するので、DJIの1200万画素に対して4800万画素。
コレに関しては、「なるほどスペックが高いのね」程度に思っておくのが正解。
というのも、解像度自体は画質と比例しません。
こちらで詳しく解説していますが、
よくある〇kとか○○○○万画素だとか。
これただ単に細かくピクセルを割っただけの話。
超絶質の悪い4kカメラもあります。
1220万画素でも良い画(SONYのα7s)のカメラも。
画素数だけでは測れない、色味などの表現差があるので、画素数だけで判断できません。
しかし、そこはやはり画素数。
画質を構成する一つの要因です。
参考までに、Ace Proで撮影した画像を、めいっぱい引き伸ばしてみました。
確かに右の画像、4800万画素(8K)で撮影した方が、枝の感じがよく分かりますね。
画素数を見ると、スペックの高いAce Proの力量が測れそうです。
しかし話を戻しますが、解像度だけでは画質の良し悪しが測れないのが写真の難しい所。
あくまで8kや4800万画素というのは、「スペックの高さ」という認識をおすすめしています。
もちろん4kをそのままにするよりも、8kを4kに圧縮した方が、画質は良いです。
その点では、アクションカメラとしての画質としてはAce Pro が最高とは言えますね。
8kはデジタルズームで活躍する
デジタルズームについて
共感してくれる方は多いと思うのですが、アクションカメラはズームに弱いです。
レンズは単体かつ広角レンズ。
この組み合わせが、ズーム能力を超絶下げている理由かと。
Ace Proに関しては、
2倍ズームまで画質劣化はゼロです。
先ほどの8k動画が理由なのですが、
2倍ズームで8kに切り替わります。
これで実質4kのズーム画質の完成。
Osmo action 4を2倍ズームにすると2kになってしまいますね。
Ace Proの8kはズームでより効果が分かりやすい。
耐水性
こちら、Osmo action 4 のみ18m防水。
後述するケースも含め、
頑丈さで言えばDJIがトップに立ちます。
18m潜る人はほとんど居ないのでアレですが、どちらかと言えば後半に解説するケースが重要。
モニター
最初はあまり必要ないんじゃ?
と思っていた可動モニターですが、
コレが思いのほか便利でした。
自撮りがしやすいくらいの印象でしたが、
ローアングルの撮影がやりやすい!
簡易的に三脚にもなるので、
軽く開けばローアングル三脚。
素でどこにおいても画角に収められるので、写真の使い勝手はかなり上がったと思っています。
高い夜間性能を活かして、そのまま長時間露光による星空撮影とかもできそうですね。
アクションカメラ+ローアングル+自撮り
この組み合わせが単体で出来るのは、
Ace Proか同社のGO 3 くらいです。
それと耐久性に関して不安視は僕もしましたが、密着感とロック機能があり心配は消えました。
可動モニターについてはショート動画を作成していますので、よければ見て下さい。
Ace Proのフリップスクリーンは便利
マウントシステム
マグネット式は、非常に秀逸なシステム。
GoProにはない、Ace ProとDJIのメリット。
これのメリットは、使っているうちに感じると思います。
例えばヘルメットに付けた場合、ネジを取らずとも手持ち撮影に切り替えられます。
別売りのワンタッチマウントを三脚に取り付けておけば、すぐにスイッチも可能。
バイクや自転車の撮影から、店内や観光地に入るときなどに便利かと。
簡単着脱マウントは、思っている以上に便利でした。
もちろんカチッと言うまで固定させるため、途中で吹っ飛ぶ予感はしません。
こちらはDJIも同じくですね。
余談ですがクイックリリースマウントは、他のカメラにも対応。
追加購入でアクションカメラ2台持ちなんてのも便利かも。
マウントシステムに関しては、両者共に優秀。
どちらも固定制や使用した心地よさに、優劣はありませんでした。
と、思うのですが、DJIには縦置き機能も存在。
なかなか縦構図は少ないですが、Instagramのリール投稿を駆使する方などは、DJIのシステムは有効かと。
Ace Proにも縦横マウントはありますが、標準装備ではなく別売りです。
マウントは僅差でDJIの勝利。
対応温度
まず動きたくないという点で、炎天下の中アクションカメラは正直使いたくありませんね。
余談ですが、3社のうち最も熱暴走が起きるのがGoProとも言われます。
GoProを除き耐寒性はー20℃
これらはあくまで可動温度なのですが、肝心なのはバッテリー消耗ですよね。
今期冬に-20℃の環境で使ってやろうと思っているので、一旦保留です。
傾向的には最近のアクションカメラは
「どちらも耐寒性能に優れている」と感じます。
それなりに冬期も使って良いかと。
バッテリー&充電速度
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
バッテリー | 1650mAh | 1770 mAh |
急速充電 (30w別売) | 22分(80%充電) 46分(100%充電) 通常では63分 | 18分(80%充電) |
稼働時間 | HDR動画を4K30fpsで100分 | 1080p/24fpsで160分 |
専用急速充電はどちらも別売り。
両方とも30Wアダプターです。
Action 4が最もバッテリーが長く、別売りを用いた充電速度は速いです。
稼働時間は同等の数値が示されていなかったので、参考までに。
おそらく同等スペック
※2024年1月 追記
上記の実験により、Ace ProとOsmo Action 4は、どちらも耐寒性能やバッテリー性能は高いということが分かりました。
GoProのみ、熱を発生し、寒さにも少しだけ弱いという結果でした。
重さ
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
重さ | 179.8g | 145g |
重量は、Osmo action 4の大きなメリット。
GoProよりも大きく、Ace Proと同じセンサーサイズを使っていてこの重量。
これには流石と言えそうです。
おそらく軽量性に関してInsta360は、同社のGO 3に役割を譲ったものかと思います。
おかげでAce Proは、画質や多機能に振れたのでしょう。
こういう時、自社製品のラインナップの多彩さが効いてきますね。
Osmo action 4は軽くて良い
(おまけ、でも重要)ケースの有無
Osmo action 4の軽量性を活かすなら、ケースの存在も言えます。
以前僕は、GoProを落として割りました。
なんだかんだ耐久・耐水・防塵があれど、
物理的衝撃にはケースが一番。
Ace Proの保護は、
レンズ面のカバーとガラスフィルター。
Osmo action 4は、標準装備でケース付き。
個人的に、ここの差はデカいです。
性能面まとめ
【Ace Pro】vs【Osmo action 4】
項目(ハード面) | 優劣 |
---|---|
価格 | Osmo action 4◎ |
センサーサイズ | 同等 |
F値 | Ace Pro ◎ |
レンズ | Ace Pro ◎(と思われる) |
ISO | 同等 |
最大解像度 | Ace Pro ◎(ズーム時に評価) |
スロー性能 | 同等 |
写真解像度 | Ace Pro ◎(ズーム時に評価) |
焦点距離 | Ace Pro ◎(だけどどちらも弱い) |
耐水性 | Osmo action 4◎ |
モニター | Ace Pro の可動モニター◎ |
マウント | Osmo action 4◎ |
デジタルズーム | Ace Pro ◎ |
対応温度 | これから検証したい |
バッテリー | 似たようなもの |
充電速度(100%) | 似たようなもの |
マイク | 同等 |
重さ | Osmo action 4◎ |
ケース | Osmo action 4◎ |
分かりやすく
Osmo action 4が優位な項目を青で、
Ace Pro が優位な項目を黄色で示しました。
なお、スペック上優位だけど実質あまり気にならない箇所は無色にしています。
画質的評価は他Youtuber様が言うように、
Ace Proが最も画が綺麗。
ですが、マウントシステムや頑丈さと言う点で、Osmo action 4使いやすそう。
もちろんOsmo action 4も大型センサーを採用、Ace Proのフリップスクリーンも使いやすいです。
GoProとの比較より、
Ace Pro一人勝ちとはならないようですね。
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ですが!!
まだありまして、Ace Proのみにある便利機能等も紹介していきますね。
ソフトウェア比較
Ace Pro | HERO 12 | Ozmo Action 4 | |
---|---|---|---|
動画スナップショット | |||
録画を一時停止 | |||
録画をキャンセル | |||
ダッシュカムモード | |||
ハイパーラプス | |||
プリ録画 | |||
スター・トレイル | |||
ライトペインティング | |||
ループ録画 | |||
ハイライト | |||
Wifiライブ配信 | |||
タイムコード同期 | |||
予約録画 | |||
アプリモーションブラー | |||
見えない自撮り棒 | |||
AIフィルター | |||
アプリのバックグラウンド・ダウンロード |
Ace ProとOsmo action 4には、
便利機能に結構バラつきがありました。
といっても、重要部分はほとんど終わり。
あれば使う程度の機能は多め。
その中でも、Ace Proの機能には特に便利と思ったものがあったので紹介します。
- 録画キャンセル機能(地味だけど神)
- 動画からスナップショット
コチラについて、詳しく解説します。
録画キャンセル機能
Ace Pro のみに搭載される便利機能のうち、
個人的にありがたいと思ったのがコレ。
録画キャンセル機能です。
- 思っていたアクションが撮れなかった
- 魚が釣れなかった
- ジャンプに失敗した
- 写真と動画を間違えた
などなど、、、
アクションカメラはそもそも録画をキャンセルしたくなる場面など、多々あるなと。
録画キャンセル機能が便利に感じたことで、気づかされました。
大した機能ではありませんが、この機能が今までなぜ搭載していなかったのか?
ユーザーの使いやすさをいち早く取り入れる、Insta360ならではの視点でしょう。
動画からスナップショット
Insta360は公式アプリで動画を確認、任意の箇所で写真の切り出しが可能です。
これがスナップショット。
DJIも動画を保存後Googleフォトに移行すればできますが、画質の劣化やら手間やら気になる事も。
これはGoProにもある機能なので、なぜ搭載しないか。
正直写真を撮るよりも、動画から切り出した方がカッコいい画が狙えます。
総合評価:Ace Proが良い!
Ace ProとOsmo action 4の勝敗は難しいです。
と、言っていたのは、この間まで。
実使用をする前の、スペック比較では、DJIとInsta360の優劣はお預けとしていました。
ですがやはり、実際に撮影したものを比較してみると、Ace Proの圧倒的な描写力に驚きました。
僕の予想では、ここまで写りの差が生まれるとは思っていなかったので、完全なAce Pro寄りに、手のひらを返したことをお詫びします。
9500円の価格差はありますが、使っているレンズがまず高級であること、多彩な機能を持っていることなどを考えると、僕はAce Proが良いと結論付けました。
もちろん、ケースの有無・縦型マウント・耐久性といった、Osmo action 4にもメリットは存在します。
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