さて、最後はまとめに差し掛かります。
ここまで長々と読んでくれた人がいたら、まじでありがとう(笑)
弱みを見せる
本章ではこれをメインにまとめているのですが、これはまあ、色んな本や論文で最近では定説になっているんで、個人的には「そうだよな」って感じ。
イメージしやすい例で言えば、SNSのアカウントで色んな人が取っている戦略。
- 農業系インフルエンサーの「最初の二年は赤字続きだった」
- 筋トレ系の「昔は90kgあって体に自信も無かった」
- マルチ系の「最初は月100円にしかならなかった」
などなど、「弱みを見せる設計」から、SNSのコンセプトが作り込まれているのは良く見ますね。

その人らのコメント欄を見るに、結局これが反響なのよね。
ま、とにかくこれは有名?なお話。
逆境は人生にとってプラス
また、人間は逆境を受けても案外立ち上がる力を持っていて、逆境を超えた人の方が幸福になりやすいだとか、良く聞くそういった話についても、本章では扱っていた。
- 余命一年の癌から治り、幸せな数十年を過ごした友人
- 耳が聞こえなくなるも、自分なりの作曲で花開いたベートヴェン
など、数例を挙げていましたな。
一説によると、人類が進化しても「悲しみ」という感情が無くならないのは、認知面でメリットがあるから備わっているんだ、って話もあるそう。
まあ、この辺は、ストレスを力に変える教科書が、個人的にはめちゃくちゃ良かった、というかこれ読むだけで人生に20%くらいのバフがかかった状態になるんで、おすすめ。
弱みでつながる
弱みを活かしていこうぜ。って話。
自分の弱み・弱点・軽いトラウマ・失敗・逆境みたいなものは、決して隠すものでも恥ずかしがるものでも無く、自分にとって良き経験として再解釈出来て、かつそれを上手に扱えば、強みにも幸福にもなるぜって話。



まあ、これは知ってた。
ただ、この本「人生後半の戦略書」での学びに関しましては、「弱みで人とも繋がれる」って事でしょうか。
確かに、上手くいった人生ばかりを説くよりも、お金を儲けた話でつながるよりも、弱点や失敗をありのままに見せつつ、人と打ち解ける。
SNS運営の戦略的な弱み「設定」ではなく、失敗経験で人の感情を釣るような仕組みでもなく、ただありのままに、自分を強がって見せない方が、より良き人と仲良く、繋がれるんじゃないかな。
でもって、その方が楽で自然体で、晩年には自分を愛せるよね。
ってのが、この章での核心かな?
【最終章】その時は確実に来る
湖や川と違って、海釣りってのは難しい。いくら釣り糸を垂らそうが、釣れないときは一匹も釣れない。隣のジジイは言った。
「引き潮を待て」と。
海は潮が引くタイミングに釣り糸を垂らせば、巻き上げられた小魚に興奮して、次々と釣れるんだと。
ジジイは言う。「引き潮にやっちゃあいけない事なんて一つしかないんだ。」
「それは?」
「糸を垂らさない事だ。」
「リミナリティ」
と検索してみて欲しいのですが、いわゆる「過渡期」だとか「通過儀礼の間」のようなものを指す言葉だそう。
最終章は「変化の時は必ず来るから、その引き潮に正しく糸を垂らそうぜ」って感じの内容。
- 人生の目的を見失う時期
- 中年の危機
- アイデンティティが揺らぐ辛い時期
- 老いに対する不安な期間
なのは確かであって、著者も実際は戸惑ったのだそうな。
けれど、逆境が最終的に強さや幸福に変わるように、この「揺らぎ」の時期さえ超えてしまえば、90%が「よき経験だった」と思えるのだそうな。
なので、キャリアの落ち目や、出来ない事が増える事、アイデンティティを失うという「辛さ」は経験するだろうけど、思い切って「揺らぎ」の中に足を踏み入れような!
ってことだそう。



引き潮でやっちゃいけない事は、釣り糸を垂らさない事。
人生の引き際が来たと思ったのなら、頑なに動くまいとするのではなく、その波に乗じて引き糸を垂らす(次のフェーズに足を踏み入れる)、って事だ。
なんともまあ、抽象的であっさりとした〆にしてしまったけれど、本書では偉人や著者の友人を例にして、いろんな人生の過渡期をイメージしやすくなっています。
僕はまだ、人生過渡期じゃあないとは思うんで、「キャリア後半にそんなタイミングが来るんだろうなぁ、、、」くらいの気持ちでまとめているので、ここはまた、その時が来たら本書を読むと思います。
まとめ
人生後半の戦略書
この本は、人生懸けて仕事に熱中してきた、いわば「ストライバー」やある種の「成功者」を対象としていて、年齢層はおおよそ50歳前後。
しかも、あたかも読者全員がそうであるように書かれている。
そんなに仕事に打ち込んだつもりも、打ち込むつもりもない僕にとっては、ちょっと遠い話のようにも感じたけど、にしても学びは多すぎた。



僕は、「今」読めて良かったと思う。
この本は、人生の後半、まさしく「リミナリティ」に差し掛かっている人達は、今、どんなふるまいをすればいいのか?について、「心配しなくていいから、勇気を出して次の人生に移るんだよ」と言ってくれる。
僕のように、あと20年後に人生が揺らぐ人たちには、数年数十年かけて、落ち着いてキャリアの喪失に向き合う事が出来る。
気持ちのゆとりと準備があれば、きっとグラデーションをかけるかのように、気持ちよくフェーズを変えて行けると思う。



50歳の自分のために、75歳以降の自分のために、数十年スパンで役に立つ、マジで良書だとおもった!!
むしろ、後半部分にめちゃくちゃいい事書いてあんのよ(笑)
花火のスターマインがクライマックスになるように、ライラックの大サビが一番グッと来るように、僕が適当にまとめた、流してしまった後半部分こそに、めっちゃ良いこと書いてある。



読んでてワクワクするような、人生後半も悪くねぇな!って思えると思う。
結局は、買って読んでみて欲しいのと、最後の熱量をブログで書くと、長くなりそうだったので力尽きた感(笑)
ま、読んで感想を聞かせてくれよ!!



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