ナンガの定番シュラフである、オーロラシリーズ。
やっぱり国内人気はすごいようですねー。
しかしよく見てみると、オーロラとオーロラライトがあるではないか。
値段が結構違うから迷っているんよ。
っていう人もいれば
Amazon(楽天)見てて気が付いたんよな
って人もいるかもしれません。
どちらにせよ、ダウンシュラフという高い買い物です。
決して後悔したくないんですよね。
ということで、オーロラとオーロラライトの何が違うかを、この際はっきりと知っちゃいましょう!
なお、450や600や750などのスペック比較については以下の記事をご参照ください!
【キャンプか登山】まずは結論!!
ここからの説明をすんなり入りやすくするためにも、いきなり結論を述べてしまいます!
キャンプならオーロラで十分にしてベスト!
登山なら悪いことは言いません、オーロラライトにしておこう!
じゃあここからは、それぞれの違いを比較していきます!
価格の違い
種類 | 価格 |
---|---|
オーロラ | 38,760円 |
オーロラライト | 58,300円 |
これはおそらく、最も大きな違いであり気になるところ。
後述しますが、この価格差で品質はどちらもほぼ同等です。
なぜここまで価格差があるかと言いますと、別注モデルがあるかどうか。
別注モデル?
NANGAとショップのコラボ製品やで
NANGAのオーロラシュラフは、色んなショップとやたらコラボしています。
例えば山渓なんかが有名ですね。
なんでコラボすると安くなるのかはわかりませんが、黒一色にするから安いのだとかいう話はあります。
多分僕らにはわからない、大人の理由があるんやと思う。
とにかく安い、それだけで十分さ。
本題に戻しますと、オーロラには別注モデルが存在し、現行のオーロラライトにはまだ別注モデルが存在しません。
種類 | 製品 | 価格 |
---|---|---|
オーロラ(現行) | コラボ | 38,760円 |
オーロラライト(現行) | 通常 | 58,300円 |
オーロラライト(2018モデル) | コラボ | 43,000円くらい |
なお、オーロラに関してはコラボ製品以外は廃盤となっています。
これが現行のオーロラライト。
5万円以上します。
3万円台のコラボもあるにはありますが、これは2018年の過去モデル。
とはいえ現行モデルとそこまで違いがない(生地の厚みが15Dか20Dかの違いのみ)ので、型落ちコラボが残っているうちに購入するのも手です。
在庫数も残り少ないです。
↑たまに安いと思ったら、650FPとか600FPとかのマジに昔のヤツだったりするので要注意。
現行モデルや2018年モデルと比較すると、ダウンの品質にエラい差が付きます。
生地の厚みの違い
シュラフ | デニール |
---|---|
オーロラ | 40D |
オーロラライト | 15D |
モンベルダウンシュラフ | 10D |
続いて生地の厚みの違い。
オーロラが40D(デニール)に対してオーロラライトが15Dと薄くできています。
薄いと言えどもモンベルシュラフが10Dのことを思うと、15Dは決して薄いわけではありません。
ナンガのシュラフが永久保証なのも考慮すると、厚み的にはオーロラライトで十分と言えます。
だけどもやっぱりこれ。
ザックに詰め込む必要はないのに、無理に生地が薄くて高いほうを買う必要はないのです。
車で持ち運べるキャンプにおいて、生地の薄さなんて誤差です誤差。
登山なら40Dは厚すぎます。
僕のように後悔しないよう、どうかオーロラライトのほうを選んでほしいところですね。
オーロラライトになぜしなかった…
重量の違い
シュラフ | 重量 |
---|---|
オーロラ | 1,270g |
オーロラライト | 1,100g |
たかが170gかもしれませんが、これを削るには結構な努力が必要です。
レインウェア | 重量 | 価格 |
---|---|---|
ストームクルーザー | 254g | 22,880 |
トレントフライヤー | 194g | 25,080 |
ミドルスペックのストームクルーザーと、フラッグシップのトレントフライヤーを比較してみました。
どちらもゴアテックス記事です。
重量は60g差にして、価格が2,200円差。
オーロラとオーロラライトの比較が、170g差で2万円のことを思うと微妙かもしれません。
だけどもレインウェアは防寒の意味も成します。
ほぼノーリスクで重量減できるとすると、利点はシュラフの軽量化の方に軍配が上がります。
2018年の別注モデルがなくなる前に、20Dのオーロラライトを買っておくのも手かもしれません。
フィルパワーの違い
シュラフ | フィルパワー | 使用温度 |
---|---|---|
オーロラDX | 760FP | -6℃ |
オーロラライトDX | 760FP | -4℃ |
オーロラライトSPDX | 860FP | -18℃ |
基本的にオーロラとオーロラDXについてはフィルパワーの違いはありません。
ですので、ダウンの品質に差はないと言えます。
ただ一つ、SPDXを除いては。
SPDXについては同重量にしてフィルパワーが向上しているので、使用温度が跳ね上がります。
SPDXは比較対象とはせずに、別格として取り扱う方がよいでしょう。
オーロラDXもオーロラライトDXも760FPなので、昨今のダウン品質向上祭りに遅れをとっている感はあります。
だけども760FPというのは決して悪い数字ではありません。
ですのでオーロラライトにするだけで、山岳用シュラフとしても最前線で十分使えるクラス。
ただやはりオーロラにしてしまうと、収納サイズや重量に後悔するかも。
特に冬用(600DXとか)を選ぶと、そのデカさが段々と効いてきます。
ということで、選択肢は三択(四択)
一番安いのは、オーロラDXの別注モデルを選ぶこと。
キャンパーならばこれが一番合理的ですね。
オーロラライトを安く買いたいならば、20Dの2018年モデルが残っているうちに買っといたほうがいいかも。
ダウンの品質に変わりはないので、一番お得だと思います。
2022年モデルのオーロラライトは、別注モデルがありません。
通常版を買ってもいいですし、出るかもしれないコラボを待つのもアリ?かも。
もちろんSPDXを買うのもアリですが、100FPの向上で倍程度の価格差は僕には許容できません(^^;
あくまで個人的ですが、思慮から外します。
ということで、ここまで読んでくれた方!
ありがとうございました!!