【これで理解!】ゴアテックス・ネオシェル・イーベント・その他を比較

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めっちゃ詳しい記事ができました!

何もここでは、

ネオシェルはゴアテックスよりストレッチ性があって!透湿性が高いやつです!

たなりょう

だなんて、あっさりした解説はしません!(笑)

ゴアテックスを代表とする、多数の防水透湿素材をイチから評価する記事になります。

比較・解説する素材はこちら↓

色付きで囲った素材をメイン、その他独自素材をおまけに、といったところですね。

聞いたことあるやつが多いね!

ええ、めちゃくちゃ頑張りました!

公式サイトはもちろん、海外サイトも翻訳しつつ漁ってまいりました。

この記事を読んだ後には、きっとこうなっています。

ゆーすけ

難しかったけど、次に自分が選ぶべき素材が見えたかも!

ちょっと初心者の方にはキツイ内容になっているので、耐水圧と透湿性が分かっている方くらいから、見て頂きたいなと思います!

※いくつか注意点を述べさせていただきます。

  • あくまで情報で、すべてをレビューしたわけではありません。
  • 各メーカーに、直接確認が取れたわけではありません。
  • 多くの記事を参考にさせて頂いています。
目次

代表的な素材を紹介

ゴアテックス=防水透湿素材じゃないの?

イーベントとか、どれも似たようなものでしょ?

こんな風に、とひとくくりに出来てしまいそうですよね。

ですが案外これらは、構造が違うものです。

まずは大手の防水透湿素材を、ざっくりと分類していきます。

素材メーカーの防水透湿素材
  • GORE-TEX(ゴアテックス)
  • e-vent  (イーベント)
  • Tetratex (テトラテックス)
  • POLARTEC・NeoShell(ポーラテック・ネオシェル)
  • PERTEX (パーテックス)

ノースフェイスやモンベルなどの、独自開発素材ではない、素材メーカーが本気で作り上げたものを始めに紹介します。

たなりょう

まずはここではざっくりと!

ゆーすけ

後で詳しく説明するから、ざっと見ていってね!

GORE-TEX(ゴアテックス)

出典GORE-TEX

使われている素材は、ePTFE※。
※後で説明するから軽く聞き流してね!(笑)

創設者はボブ・ゴアさん。
タイベックシートの会社である、デュポン社を退社後、ゴアを創立。

「PTFEという素材が使えるぞ!」
ってなったので、防水透湿素材を編み出しました。

ゆーすけ

めっちゃざっくりだなw

たなりょう

ここでは、ゴアテックス=ePTFEとだけ覚えてください!

1976年に、初のゴアテックス製品が誕生。
そもそも最初から、根っからのアウトドアウェアから誕生しています。

ちなみに1976年は、防水透湿ウェアとしては初。
なので今日まで、ゴアはトップでいられるのですね。

e-Vent(イーベント)

出典:eVent

イーベントもePTFE系素材。

ゴアとちょっと違うのが、ゴアはコーティング済みで、イーベントはコーティング無。

これが透湿性の大小に影響するのですが、おそらく耐久力にも影響しているとも思われます。

ちなみに初イーベントは、1999年。

ゴアより23年も後に生まれたんだね。

  • アルパイン
  • ストーム
  • エクスペディション

ちなみにイーベントは3種類ありますが、こちらは後ほど紹介していきます。

アルパインが1999年に登場したスタンダード。

Tetratex(テトラテックス)

出典:donaldson

あまり目につかない防水透湿素材。
こちらもePTFE。

テトラテックスは1998年誕生なので、ゴアの後輩にして、イーベントとほぼ同期。
会社はドナルドソン。

テトラテックスといっても、掃除機のフィルターだとかもテトラテックスです。
ここではテトラテックス=パフォーマンスファブリクス(アウトドア用)と同義で扱います。

農機具のエンジンフィルターから始まった素材メーカーなので、アウトドアへの参入は控えめ。

耐水性:20,000~50,000mm
透湿性:10,000~30,000g/m2/24h

性能もゴアテックスにやや劣るようです。

その代わり、街で見かけたテトラテックスはかなり安価でした。

NeoShell(ポーラテック・ネオシェル)

出典:Polartec

フリースのイメージがありますが、実は結構やり手のメーカー。

こちらもePTFE…と言いたいところですが、この子はナノファイバー系

ゆーすけ

新しいね

たなりょう

ナノファイバーという分類も、覚えてほしいかな!と思います。

耐水圧は10,000㎜。
大雨ギリギリ合格点といったところでしょうか。

ナノファイバーは透湿性の高さがウリになります。

NeoShell ®は高圧が発生することなく熱と汗を放出します。

polartec

海外公式サイトの翻訳ですが、上記のように書かれます。

実は防水透湿素材は、内外の湿度差が無いと透湿しません。
それを「高圧」と表現されています。

ですがポーラテック(ナノファイバー系)は、ざっくりと言えば湿度差にかかわらずに透湿するという意味。

後に説明します!

パーテックス・シールド

出典:pertex

山ショップで最近よく見かけるパーテックス。

個人的にはゴアに次ぐ2番手シェアの印象!

パーテックスは、「シールド・シールドプロ・シールドエア」の3種類。

どれもPU(ポリウレタン)素材になります。

ポリウレタン素材も覚えてください!

ePTFEとかナノファイバーとか何なん?

出典:donaldson
ゆーすけ

さっきから、ePTFEとかナノファイバーとか、聞きなれないんだけど!

たなりょう

ごめんよ、これから説明していきます!

防水透湿素材は、以下の4種類に分けられます。

防水透湿素材の内訳
  • ePTFE
  • ナノファイバー
  • 疎水性多孔質PU
  • 親水性無孔質PU
ゆーすけ

ようやく説明してくれるんだね!

大きく分けたら、防水透湿素材は4つに大分されます!

これを覚えておけば、ニーズに合わせた防水透湿素材選びができるようになりますよ!

僕は透湿性が優れたものが欲しいな…

私はしなやかな素材が良いな!

長持ちしてほしいから、耐久性が高い素材が良いな!

こんなニーズから、あったものを選べるかも!

では、各素材の内訳をみていきましょう!

ePTFE(ゴア・テトラ・イーベント)

出典:KAYSER

ゴアテックス・イーベント・テトラテックスがここに該当します。

難しく言えばePTFEですが、テフロン=フッ素化合物ということです。

フライパンの油をはじくアレですね。

ここではざっくり、同義と捉えていただければと思います。

こんなQ&Aができそうよね。

なんでゴアテックスは水をはじくの?

フッ素だからだよ!

なんで水を通さないの?

テフロンだからだよ!

なんでゴアは丈夫なの?

テフロンはフライパンにも使われる素材だからね!!

おお!なんか身近に感じる!

ePTFEは、PTFEを伸ばした素材とのことですが、初代はボブ・ゴアさんがうまくやってくれました。

僕らは制作工程までは知る必要もないし、(知れないし!(笑))

とにかくePTFEでできた防水透湿素材は、ゴアテックスと似たようなものと思えばOK!!

イーベント、テトラテックがこれですね!

利点と欠点は以上のよう。

メリット
  • 加水分解にめっぽう強い
  • 耐久性が高い。
デメリット
  • テフロンなのでシャカシャカ感がある。

テフロンゆえのシャカシャカのおかげさまで、強い耐久性があると思えますね。

透湿性は数値であまり優位に出ませんが、実用レビューとしては良い透湿性が感じられます。

この点は、後のPU系の際にお話しします。

ナノファイバー系(ネオシェル・シールドエア)

出典:goldwin

通気する防水透湿素材と言われており、最近流行りです。

厳密に通気するほどのスカスカ感は無いのですが、透湿性はダイレクトで高いといったところ。

まずはイメージのためにも、利点と欠点を。

欠点が多く見えますが、圧倒的透湿性にて他を追随しません。

ナノファイバーの耐水性は他より低めで、10000-20000くらい。
ギリギリ合格点ですね。

これだけ隙間が多いのですもの、仕方がないですね。

ゴアの機能向上や、登山のお手軽化により、耐水性そんなに要らんのじゃね?っていう流行りでしょうか。
ナノファイバー系が流行っています。

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