アクションカメラ、小型カメラとして10年以上は重宝されているGoproですが、最近はX3を使っている人も増えてきて、果たして自分にはどっちが良いのか?
そんな風に迷われている方のための、まとめ記事です。
両者は結構違うカメラなので、あなたはどちらが楽しく使えるか?
そんなことを考えながら、ぜひじっくり選んで頂きたいと思います。
【結論】両者は全然違うカメラ
結論から申しますと、両者は全然違うカメラなので、皆さんがどんな撮影をしたいかによって、選ぶ必要があると思います。
まずは簡潔に示しますが、後に詳しく見ていきますね。
Insta360 X3を選ぶと良い人
ざっくり申しますと、旅先で使ったり、SNSでパッと映えるような写真や動画が撮影したい場合、X3が良いです。
360°カメラという比較的新しいカメラで、一目見た時にワクワクするのは恐らくコチラでしょう。
オモシロイので、僕も最近使用頻度が増えています。
GoPro HERO12を選ぶと良い人
アクションするならばGoProというのが、早い結論です。
旅行先で使っても、iPhoneでいいやってなるので、普通の撮影ではまず登場しないGoProですが、様々なマウントを生かして、自分のアクションの映像を撮影したい場合、GoProのほうが使いやすいと感じています。
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【スペック比較】両者の違い
X3 | HERO 12 | |
---|---|---|
価格 | 68,000円 | 62,800円 (49,800円) |
センサーサイズ | 1/2 | 1/1.9インチ |
F値 | F.19 | F2.8 |
ISO | 100-3200 | 100~6400 |
視野角 | 360° | 156° |
最大解像度 | 5.7K | 5.3K |
スロー性能 | 4K/60fps | 4K/120fps |
写真解像度 | 7200万画素 | 2700万画素 |
耐水性 | 10m | 10m |
対応温度 | -20℃ 〜 40℃ | -10°C〜35°C |
バッテリー | 1800mAh | 1720mAh |
マイク | 3 | 3 |
重さ | 180g | 154g |
スペックを並べてみると、両者の違いは案外多いことが分かります。
例えば価格は公式サイト比較にすると、HERO12は実質49,800円(サブスク込み)で購入可能になりますが、Insta360 X3は68,000円と結構な価格。
基本的な性能はどちらも同じようには感じますが、後からクロップすることを考えると、やっぱり画質はGoProが良いと感じます。
スロー再生なんかも60fpsと120fpsで、GoProのほうが4倍スローまで対応しているので、よりアクションに向いていると言えそう。
だからと言って、Insta360 X3が劣るかと言えばそうでもなく、やっぱり360°カメラの目新しさには、アクションカメラは全く太刀打ちできません。
その他バッテリー性能だとか、耐熱性能といったスペック面でも、X3が上回るところもしばしば。
性能面では元々比較のしようがないかもですが、それでも両者譲らずといったところ。
では、続いて実際に使ってみた感想などを交えて、どんな人に向いているか、一つずつ解説していきます。
一応平等な評価を心がけてはいますが、個人的には圧倒的にX3の使用率が高いです!
X3の使い方
まずは分かりにくいX3の使いかたから解説していきます。
自撮り棒に取りつけて使う
X3は基本自撮り棒に付けて使います。iPhoneのように手持ち撮影はまず行いません。
他にマウントも沢山用意されてはいるものの、ほとんどが付属の114㎝自撮り棒だけで完結しますので、思っているよりはラクチンだな、というのが使い始めて当初から変わらない感想です。
360°動画や写真を撮影
基本的に自撮り棒はAI処理で見えなくなりますので、それを生かした自撮りのような他撮りのような、ちょっと変わった映像を撮影します。
編集もスマホで数分で完結するくらいには簡単ですので、慣れれば誰でも扱えます。SNSを使えるくらいの方なら大丈夫なはず。
動画から写真をクロップすることで、ちょっと変わった写真も撮影可能。こういう時、自撮りっぽくない自撮り撮影が出来るのはメリット。
新しい撮影方法を楽しむ
360°カメラのメリットは、とにかく新しい撮影方法があるという事。
アイデアは公式SNSにもありますし、Youtubeを見れば大量に出てきます。真似すれば特に変わった場所じゃあなくても、色んな撮影を試すことが出来るので、面白いです。
Youtubeの解説動画とかならGoProが使いやすいですが、SNS向きなのはX3です。
アクションカメラとして
僕は登山やスノーボードでよく使っていますが、アクションカメラとしての使い方も果たします。
レンズが出てるのでやっぱり気を使いますが、自撮り棒で撮影するくらいならば事故率もほとんどないです。
特にX3は大量の種類のマウントが用意されていますので、バイクやチャリダーにはかなりハマるかも。
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HERO12の使い方
アクションカメラとして
とにかくGoProは、アクションカメラとしての使い方に特化しています。
旅行なんかに持ち出すには、正直言って最近のiPhoneやandroidがあれば十分な画質です。
X3のようにレンズ剥き出しでは無いですので、転んでも本体は致命傷にならない可能性は高いです。X3はレンズにキズが入ったらヤバいですからね。
やっぱりアクションカメラとして必要な方がいるのなら、GoProは持っておいて損は無いかも。
一人称視点のカメラ
X3は360°の視野を生かして自撮り&他撮りを簡潔するような動画を撮りましたが、GoProは一人称カメラに特化しています。
特にクライミングの時の視点とか、パルクールとかには良いかもしれません。
Youtube撮影
Youtube撮影をするのなら、GoProなどのアクションカメラが優秀かなと思います。
というのも、X3は面白い画が撮影できるのですが、動画編集をメインで考えるのであれば、要所で使えれば良いかな、と感じ。ずっとX3動画も面白いですが、解説動画などには向きません。
一般的に分かりやすい撮影をするようなYoutubeであれば、GoProのほうが使いやすいです。
より手軽に扱う
X3の編集も簡単とは言え、やっぱり1動画につき数分のひと手間が必要です。それがおもしろいっちゃあ面白いのですが、最初から一人称視点で撮影しようと臨む場合は、GoProの構図で撮影した方が楽で画質も良いです。
撮影したらそのまま使えるという点では、やっぱりGoproのほうが手軽ですね。
アクションカメラとしての比較
先ほどからアクションカメラとしての話が結構出るので、アクションについて語ってみます。
一人称視点が撮影したい
もし一人称視点で撮影したいなら、Goproで良いと思います。自分がジャンプした体験や、空気感をそのまま動画に残したい場合は、やっぱり一人称視点でしょう。
自分の姿もカッコよく残す
アクションカメラとして、自分の姿を映像として残したいのなら、場合にもよりますがX3が有利に働きます。
例えばスノーボードにしても、サイクリングにしても、バイクツーリングにしても、自撮り棒を持っていれば自分の姿が映るので、簡単にカッコいい姿が残せます。
誰かに撮影してもらう場合にしても、360画角で撮ってもらった方が、撮影漏れ(画面端に消える)は防げますし、なんなら撮影者も一緒にうつります。
姿を残したい。というのであれば、360°カメラのX3かなと思っています。
スロー撮影
例えばスケボーのオーリーだとか、パルクールだとか、キッカーだとか、一発系のアクションで、スロー再生をするとカッコいい場面も、人によってはあるかもしれません。
だいたい2倍スローでカッコいいですが、4倍スロー撮影をしたければ、120fpsあるGoProが有利。
X3は60fpsが限界なので、4倍スローはカクツキます。
旅行に使うカメラとしての比較
多くの方は、旅行にGoProは必要ありません。写真を撮りたいならiPhoneで十分ですし、楽しみたいなら一眼レフが良いです。広角写真は使いにくいです。
手振れも最近は優秀なので、歩く走るくらいでは、GoProの手振れ補正はオーバースぺック。
ですので旅先でバリエーションある撮影が出来るという点で、X3のほうが圧倒的に面白く感じますよね。
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扱いやすさ
続いて形状だとかの扱いやすさについて、もう少し深ぼり。
形状について
やっぱりX3は両側凸レンズという事がネックで、落とすのに気を使います。マウントを使うよりも自撮り棒メインなので、よほどは気になりませんが、GoProよりは扱いにくいという感じでしょうか。
逆にGoProは雑に扱いやすく、それがゆえに落として割った事もあります。X3は慎重になるので、逆に壊しません。
なんか変な話ですよね。
編集の必要性の有無
あとは手軽さで言えば、編集の必要性でしょうか。さっきも言いました通り、X3は数分の編集というひと手間が加わります。
楽しいと言えば楽しいのですが、それをしなければ動画は使い物にならないので、煩わしく感じる方もいると思います。
アプリの安定性
アプリ接続の安定性に関しましては、X3もGoProも良くなりました。HERO 11までは接続が不安定でしたが、今期から1.5倍安定するようになったとのことで、実感としてもどちらも優劣付けられないくらい、接続は安定しました。
バッテリー性能
最後にバッテリー性能の話をしますが、結論バッテリーはX3のほうが良いです。
というか、アクションカメラ系で唯一、最新型でもバッテリーが弱いのがGoProだったりします。これは結構なストレスになると思います。
熱暴走
GoProのみ、120fps撮影で22分で沈黙(熱暴走)。常温でもその程度なので、GoProは真夏に使い物にならないと言われるのも分かります。
X3も真夏の熱暴走に関していえばありますが、GoProほどではありません。1コマで撮影を区切って使いがちという点でも、X3のほうが熱暴走とは縁が無さそうです。
耐寒性能
HERO 12 | X3 | |
---|---|---|
上限温度 | 35℃ | 40℃ |
下限温度 | -10℃ | -20℃ |
耐寒性能は公式的にはX3のほうが強いです。実際極寒で使用すると、X3のほうが耐寒性能は若干良いのですが、GoProも気にするほどでもなくなったのも事実。あまり気にしなくても良いかもしれません。
Insta360を購入する場合は公式サイトがおすすめ
Insta360を購入する際は、公式サイトで購入を僕はおすすめしています。
というのも、無料のアクセサリー(3000~5000円分程)が特典としてついて来たり、1年の無料保証が付いてくるためです。
詳しくは以下でまとめてあります。
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もっと画質の良いカメラが欲しい場合は
今回はX3でしたが、もっと画質の良いアクションカメラをお探しの場合は、Insta360 Ace Proという選択もあります。
廉価版のAceですらGopro超えの性能ですし、モニターやマウントの使い勝手も上回ります。
特にガシェット好きやクリエイターにおすすめしたいカメラ。
もっと小さいカメラをお探しの場合
そんな激しいアクションなんてしない!っていうユーザーから、最近支持を集めているのがこのGO 3という超小型アクションカメラです。
私服やキャップに取り付けられるとあって、しかも画質も日中はそん色ないレベルですので、意外と穴場ということで増えています。
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